セブリング12時間の翌々日はアラバマのオープンテスト
アメリカで最も歴史の長いスポーツ・カー・レース、セブリング12時間レースの第62回大会が今週末に開催される。フロリダ半島の内陸部にあるセブリング・インターナショナル・レースウェイ(全長3.74マイル)を舞台とするレースは、伝統的に土曜日が決勝だ。
レースの翌々日にはアラバマ州バーミンガムでインディーカーのオープンテストが行われるが、セブリングには何人かのインディーカー・ドライバーがエントリーしている。1月に行われたデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでの24時間レースにも多くのインディーカー・ドライバーが出場していたが、今年はデイトナとセブリングの両レースが久しぶりに同一の主催団体によって同じシリーズ内のレースとして開催されるため、デイトナを走ったのと同じチームから同じマシンで……というケースが多くなっている。
デイトナウイナーのブルデイ、同じ体制での参加でスポーツカー2連勝を狙う
1月のデイトナで優勝したセバスチャン・ブルデイは、アクション・エクスプレス・レーシングでシボレー・コルベット・デイトナ・プロトタイプ(DP)で出場する。デイトナと同じ体制でのエントリーによって彼らはスポーツ・カーのメジャー・イベント2連勝を狙う。ブルデイと組むのはクリスチャン・フィッティパルディとジョアン・バルボサだ。
インディーカー・チャンピオンのスコット・ディクソンも、デイトナに続いてセブリングへの出場を果たす。チップ・ガナッシ・レーシング・ウィズ・フェリックス・サバティスがフォード・エンジン搭載DPを2台エントリーさせており、今年から彼のインディーカーでのチームメイトとなったトニー・カナーンと、昨年度インディーライツ・チャンピオンのセイジ・カラムというトリオで戦う。
シモン・パジェノーは、エクストリーム・スピード・モータースポーツのHPD ARX-03bでセブリングに出場し、ジャスティン・ウィルソンは、マイケル・シャンク・レーシング・ウィズ・カーブ・アガジェニアンが走らせるDPに乗る。そして、ライアン・ブリスコーはGTカテゴリーでシヴォレー・ワークスのコルベットC7-Rに乗り、ライアン・ハンター-レイはクライスラー・ワークスのヴァイパーGTS-Rでセブリングを走る。
グランプリ・オブ・インディアナポリスとインディー500へAJ・フォイト・エンタープライゼスから出場することが決まっているマーティン・プラウマン、プロトタイプ・チャレンジというクラスで走る。
デイトナに続いてインディーカー・ドライバーがウィナーの一員としてポディウムに上るか、注目したい。
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