マニュファクチャラーズポイントの改正がエンジンバトルにどんな影響を及ぼすのか注目だ! Photo*INDYCAR (Chris Jones) |
トップ5フィニッシュしたユーザーのポイントの合計に
インディーカーはマニュファクチャラー・チャンピオンシップ用のポイント・システムも新しくされた。しかも、それは大幅な変更となった。
昨年までのシステムでは優勝したか否かだけが重要だったが、新システムではトップ5フィニッシュしたユーザーの数が評価を受けることとなった。トップ5でゴールしたユーザーたちのポイントの合計が毎レースで加算されて行き、全18戦でのポイント獲得数を競うこととなるのだ。つまり、ひとつのレース(500マイルのもの以外)で片方のエンジン・ユーザーがトップ5を独占を果たした場合、そのエンジン・マニュファクチャラーは50+40+35+32+30=187点を稼ぎ、相手側は0点ということだ。ポイント獲得の条件として、年間4基まで(去年は5基だった)と定められたエンジンを使っていることが規定されるが、これは昨年までと同じ。5基目以降のエンジン使用では、どんなに成績が良くてもマニュファクチャラー・ポイントに貢献できないということである。
順位 ポイント 500マイル・レースでのポイント
1 50 100
2 40 80
3 35 70
4 32 64
5 30 60
エンジンの耐久性とパフォーマンスをより高く評価するために、オーバーホウルまでに走り切るべき2,500マイルの規定距離を走り切ったエンジンが1基出現する度に、そのエンジン・マニュファクチャラーには10点のボーナス・ポイントが供されることにもなった。
ボーナス・ポイントは、各レースでの最多リード・ラップを記録したマニュファクチャラーに2点、1ラップでもリードを記録した場合に1点、そして、ポールポジション獲得に対しても1点がインディアナポリス500を除いて与えられることとなった。
インディー500の予選では、以下のポイントがマニュファクチャラー・チャンピオンシップ用に用意される。
5月17日 5月18日
順位 ポイント 順位 ポイント
1 33 1 9
2 32 2 8
3 31 3 7
4 30 4 6
5 29 5 5
規定マイレッジに到達する前にエンジン交換をした場合と、年間リミットの4基を越えた、つまり5基目以降のエンジン使用してレース出場を行う者に対する10グリッド・ペナルティは廃止され、代わりに、それらの状況が発生した場合、マニュファクチャラー・ポイントが10点没収されることとなった。
チームの事情でエンジン交換を行う場合には、ドライバー・ポイントとエントラント・ポイントの両方で10点ずつが剥奪され、その上に、次のレースは最後尾グリッドからスタートしなくてはならない。
ただし、インディー500のみにおいては、これらのエンジン交換によるペナルティは課せられず、インディーの次からのレースでそれらのペナルティを受けることとなる。
以上
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