エド・カーペンター・レーシングの2台目がJRに
3月21日、エド・カーペンター・レーシング(ECR)は、JR・ヒルデブランドを今年5月に開催される第98回インディー500に出場させることを発表した。カー・ナンバーは21、オーナー兼ドライバーのエド・カーペンターのチームメイトとして戦う。JRの乗るマシンのスポンサー体制などは未発表。
JRはカリフォルニア州出身の26歳。2009年のインディーライツ・チャンピンで、2011年のインディー500ルーキー・オブ・ザ・イヤーという輝かしい経歴の持ち主だ。しかし、インディー500というレースは、彼にとっては苦い思い出しか今のところ残せていないものになっている。
狙うは3年前のインディアナポリス最終ラップのリベンジ
2011年、ルーキーとしてパンサー・レーシングからインディー500に出場したJRは、トップでファイナル・ラップをトップで迎えた。しかし、あと数100メートルで優勝というターン4で周回遅れのマシンの外側にラインを採り、その直後にクラッシュ。大破し、裏返ったマシンでゴール・ラインを横切るシーンはエキサイティングでセンセーショナルだったが、歴史的勝利を目前にしてダン・ウェルドンに勝利を譲ってしまったのだった。
2013年のインディー500、JRはスタートして間もなく、アクシデントでリタイアする最初のドライバーとなった。そして、同レースの後にパンサー・レーシングのレギュラー・シートを失った。シーズンの終盤には2レースにブライアン・ハータ・オートスポートからスポット参戦したが、目覚ましいリザルトを残すことはできず、2014年シーズンにフルシーズン出場を行うためのシート再確保が果たせなかった。
そんなJRにECRが新たなチャンスを与えることとなった。JRはインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのリベンジ実現を目指す。
昨年の予選でカーペンターはポールポジションを獲得している。今年はチームメイトを確保、より豊富なデータを武器に決勝レースでの更なるパフォーマンス向上をさせたいところだろう。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿