今年はファイアストン・グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ 開幕戦はセント・ピーターズバーグ。もう11回目のインディーカー・レース開催になる。第1回だけCART主催。時の経つのは速い。
今年はタイトル・スポンサーがホンダからファイアストンにスイッチ。ヤシの木入りのトロピカルなロゴマークもサンライズものに変わった。
去年は25台の出場で、今年は22台だから3台減少。ガナッシとペンスキーが1台増なのに。パンサー、ドラゴン、ドレイヤーが撤退してレイホールも開幕戦は1台のみ。インディー500はちゃんとフルグリッド33台になるのか……心配だ。
今年はタイトル・スポンサーがホンダからファイアストンにスイッチ。ヤシの木入りのトロピカルなロゴマークもサンライズものに変わった。
去年は25台の出場で、今年は22台だから3台減少。ガナッシとペンスキーが1台増なのに。パンサー、ドラゴン、ドレイヤーが撤退してレイホールも開幕戦は1台のみ。インディー500はちゃんとフルグリッド33台になるのか……心配だ。
やはり気になるのはモントーヤのパフォーマンス Photo:INDYCAR |
ニューフェイスはファン・パブロ・モントーヤ(ペンスキー・モータースポーツ)と、3人のルーキー=ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)、ジャック・ホウクスワース(ブライアン・ハータ・オートスポート)の4人。
去年と異なる体制で出場するのはライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、セバスチャン・ブルデイ(KVSHテクノロジー)、セバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)、マイク・コンウェイ(エド・カーペンター・レーシング)の5名だ。デイル・コインの2台目もそうだった場合は6名が新体制となり、これらの面々は開幕から一気にスタートダッシュ……というのは難しいかも。逆に言えば、この中に開幕戦で目立った走りを見せる者があれば、彼は今年の台風の目となることが期待できる。
注目のポールポジション争い
ウィル・パワー、5年連続PPなるか?
去年の予選では、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が4年連続ポールポジション獲得を達成した。コレはすごい記録。今年もポール候補の最右翼に彼が挙がって当然。
バーバーテストでも好調なパワー Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
そしてそして、去年はシモーナ・デ・シルベストロ(KVレーシング・テクノロジー)が予選3位だった。彼女が今年インディーカーにいないのは本当に残念。女性ドライバーもゼロになった。
各エントラントの戦闘力が見通せそうな開幕戦
やはり気になるモントーヤのパフォーマンス
DW12は3シーズン目だし、ファイアストン・タイヤに大きなスペック変更はなし。今年は開幕戦からかなりのガチンコ勝負が期待できそうだ。
最初の注目点は、パワーの5年連続ポールがなるか。そして、パワーを止められる者がいるとしたら、それは誰か。琢磨? パワーのチームメイト? 昨シーズン途中からストリートのマシンがグンと良くなったガナッシ勢? はたまたアンドレッティ軍団か? コンテンダーは多く、予選ではトップ6=ファイアストン・ファスト6に入るのは至難。パワーでさえ入り損ねる可能性はある。
予選からファン・パブロ・モントーヤのパフォーマンスは要チェック。まず、チームが彼にどんな戦い方をさせるのか。今や経験豊富なドライバーとなっているコロンビアの暴れん坊は、オフの間にテストしていないレッドタイヤをどう使いこなすか。予選一発での走りのキレもチェック。
2カー以上で戦うチームでは、チームメイト間のパフォーマンス差がポイント。例えば、ガナッシ系2チームの合計4人のドライバーたちを見て、予選順位、それぞれのタイム、プラクティスでの安定感などを比較。開幕戦で出遅れたドライバーは、今シーズンが大変なものになるかも。
去年はヒンチがキャリア初優勝を飾ったが……
去年のレースではジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)がキャリア初優勝。ブラック・タイヤをメインに使う作戦も的中してのコトだった。タイヤの使い方、ピット・タイミングなど、チームの作戦力にも注目。そこに絡むエンジンの燃費性能もチェックしたい。
去年の2位はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。トップを走っていながら、終盤にターン1で痛恨の減速ミス。勝ててたレースを落とした感があった。コレがタイトル取り逃しに繋がったとは言わないが……。今年も彼はタイトルを争うか、楽しみ。
去年の3位はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。勢いを感じさせたが勝利は結局ナシ。
去年の4位はシモーナで、5位はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
走りの安定度をさらに増している琢磨 開幕ダッシュなるか! Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
琢磨はレース序盤に上位を保っていたが、フロント・ウィング破損でペース・ダウン。しかし、16位まで順位を下げながら、終盤にウィング交換すると元気復活。8位でゴールした。フォイトでの初戦はまずまずの成功だった。オフの間に多くのテストの行い、セブリングとホームステッドで走り込んだ彼らには、ストリートでの好走が期待できる。あとはライバル勢との相対的な関係だけ。
ストリートでのパフォーマンスはまだ未知数。飛び出すのは誰か?
オープン・テストがバーバー・モータースポーツ・パークだったので、エントラントたちのストリートでのパフォーマンスは予測がしにくい。第2戦ロングビーチもストリートで、インディー500後のデトロイト(ダブルヘダー)もストリート。今年は18戦中の8戦と比率も高い=重要性が高い。開幕戦セント・ピーターズバーグは、それなりに今シーズンの行方を占えるイベントということだ。
以上
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