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Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
ホンダ・インディー200・アット・ミド-オハイオ
Day2 予選 16位
第1セグメント敗退
「もうとりあえず行くしかないという状況でした」
Jack Amano(以下――):非常に厳しい状況のまま迎えた予選、16位という結果になりました。
佐藤琢磨:そうですね。昨日からトラックタイムが全然取れなくて、今日も朝一番で(コース・オフして)タイムドラップをほどんどできないままセッションが終わってしまったので、結構もうわからない、もう取りあえず行くしかないっていう状態でしたね。クルマ作りも、今までやったところから持って来ただけなので、確認作業なしで行きましたね。ベストは尽くしましたけど、コンマ1秒ちょっとかな? でQ2に行けなかったのは残念でしたね。
――試したことのないセッティングでレッドタイヤを履いて……というアタックになっていたんですね?
佐藤琢磨:予選は実質1周になってしまっていたので(赤旗が出たために)。予選が始まってすぐにブラックタイヤで走ったんだけど、その時のマシンは結構ひどい状況だったので、レッドにしてからも思い切り行けなかった感じは少しありましたね。
――あの赤旗が状況をさらに厳しくした、と。
佐藤琢磨:そうでしたね。あれによってもトラックタイムが少なくされましたからね。本当なら、あそこでちょっとリズムに乗れれば、特に僕らのシチュエーションとしては、ものすごく助けになったと思います。結構追い打ちをかけるように、赤旗になった。なんだか、昨日から1周してはピッとに入りっていうのばっかりになってますよね。それが予選まで続いてしまったのは残念です。レッドでアタックも、タイヤのウォームアップをした後、ハイスピード・コーナーでマシンがどんなになるかなどがわからないまま走るしかなかったですから。
――厳しい中で得られた成果って何かありますか?
佐藤琢磨:少なくとも、レッドタイヤでのパフォーマンスを見ることはでき、ある程度のことがわかりました。明日のウォームアップで最終調整をしたいと思います。
――また違ったセッティングなど、新しいことを結構トライしなくてはならないウォームアップとなるんでしょうか?
佐藤琢磨:はい。試さなきゃダメですね。今のままだと、ちょっとまだあまり良くないので。
――厳しい状況が続きますね。
佐藤琢磨:えぇ。でも、ウォームアップの時間が通常のウィークエンドより明日は遅いんです。通常だと8時半とか、メチャクチャ早いんですけど、今回は11時から。ちょっと暖かい、決勝に近いコンディションで走ることができるはずなので、トラックコンディションは決して良くはないでしょうけど、そうした与えられた条件下でベストを尽くします。
――頑張ってください。
佐藤琢磨:はい、頑張ります!