2013年8月3日土曜日

2013 INDYCARレポート 第14戦 ミド-オハイオ Day1 : ドライバーコメント


プラクティス2回目を終えて

ウィル・パワー(トップ・タイム)
マシンをまとめ上げるのが難しい。それでも自分たちは状況を正しく理解し始めていると思う。方向性は合っていると確信している。ベストのラップはセッション終盤に出せた。幾つかミスのあったセッションだったが、自分たちはセッティングの方向性を狭めて行くことができた。ここでは是非ともポールポジションが欲しい。そして勝つチャンスを掴みたい。明日もハードワークを続ける。今シーズンは本当に競争が激しく、まだ本当のトップに立てたことがないと感じている。このオフは自分にとっては良かった。いろいろと考えることができる時間とできた。

2013INDYCARレポート 第14戦ミド-オハイオ Day1 プラクティス2:最速はウィル・パワー

Photo:INDYCAR(John Cote)

佐藤琢磨は22番手と苦戦

 プラクティス2は45分間。午後も曇り空で涼しいコンディションとなった。ベストを記録したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。タイムは1分5秒4332だった。
 2番手は午前中にトップだったスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)=1分5秒4469。
 そして、3番手は水曜のテストでトップだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の1分5秒5018だった。トップ3台の差は僅かに0.0686秒しかなかった。

2013 INDYCAR レポート 第14戦ミド-オハイオ Day1プラクティス1:最速はディクソン! 佐藤琢磨は最後尾

Photo:INDYCAR

テストでトップだったハンター-レイはガナッシ勢の後塵を拝す
 全長2.258マイルのミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースでの公式プラクティス1回目、トップ2をターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングの2人が占めた。45分間のセッション、トップはスコット・ディクソン。過去2年のウィナーが週末のスタートをトップで切った。ベスト・ラップは1分5秒7096。水曜日のオープン・テスト時のベストに近い1分5秒台をマークしたのは彼ら2人だけだった。
 水曜日のオープン・テストでトップだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は、ガナッシ・コンビの後ろの3番手。タイムは1分6秒0464だった。
 テストで2番手、去年のレースで3位だったシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)も4番手と好調を維持している。タイムは1分6秒1308だった。

2013 INDYCAR ニュース:8月1日 ミド-オハイオでルカ・フィリッピがインディーカー・デビュー

Photo:INDYCAR

98号車はルカ・フィリッピがドライブ
しかし、次戦ソノマではJR・ヒルデブランドという噂


 ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン(BHA)は、今週末のミド-オハイオでのレースでイタリア人のルカ・フィリッピ(27歳)をインディーカー・デビューさせる。レギュラーとして走って来たアレックス・タグリアーニが解雇されたわけではない。しかし、BHAはマシンを若手に託すことと決めた。来シーズンからの2カーへの拡大も視野に入れてのことだ。
 「ルカは水曜日のテストで本当に良い仕事をした。私たちは彼が短時間でマシン、そしてコースに慣れた事に対してとても強い感銘を受けた。レースで彼がどんな戦いぶりを見せるかを楽しみにしている」とチーム・オーナーのブライアン・ハータはコメントしている。
 フィリッピは、「このチャンスを与えてくれたチームに感謝する。インディーカーで走る。これは僕が長年夢見てきたことだ。テストでチームと一緒に働くことができたのは大きい。みんなとても良くしてくれている。テストが楽しかった上に、今日からまた走ることができる。マシン、そして私自身を向上させることは可能だろう。今週末、自分の力を証明したい」と語っている。

2013 INDYCAR レースプレビュー 第14戦 ミド-オハイオ 直前テストでのトップはライアン・ハンター-レイ 佐藤琢磨は14番手


 今日から始まるミド-オハイオでのシリーズ第14戦ホンダ・インディー200アット・ミド-オハイオ用の合同テストが水曜日に行われ、ランキング3位につけているライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がトップ・タイム=1分5秒6358をマークした。ハンター-レイはミド-オハイオでまだ勝った経験がないが、一昨年と、CART時代の2003年に3位フィニッシュを記録している。

2013 INDYCAR レポート 佐藤琢磨 第14戦ミド-オハイオに向けて:「あらゆるセッティングをトライし、コンディションによって選ぶカードを幾つか用意しておかねばならないコース。ハイスピード・コーナーに向けてバランスの良いマシンとして、メカニカルグリップも高いレベルに仕上げる必要があります」

AJ・フォイト・エンタープライゼスのリリースより

「イギリスのオウルトン・パークを思い起こさせるコースです」

――ミド-オハイオ・スポーツ・カー・コースをどう思う?

佐藤琢磨:ミド-オハイオは好きなコースです。イギリスのオウルトン・パークを思い起こさせるコースですね。狭くて、木が多くて、アップ&ダウンがあって、コースの最後の部分が少々トリッキーで。ターン1やターン11みたいな、おっかないぐらいに速いコーナーがあって、挑戦のしがいがあるのと、レースに詳しいファンが多く、レースに情熱を持っているからサーキットの雰囲気がいい。……と、色々な点でふたつのコースは似ています。