コミュニケーションデイでファンサービスする琢磨 Photo:INDYCAR (Mark Reed) |
「すべての面で無理をせず、自然体でいられるチームになってますね」
Jack Amano(以下――):今回でインディー500も4年目。ドライバーとして経験を積み重ねらてこれている。そして、今年走るチームはエンジニアのドンの働き易い環境が整えられている。そこへ琢磨選手はドライバーとして放り込まれて、とても座りが良い状態になってるって感じですか?
佐藤琢磨:そうですね。もちろんこちらが! “ここで新しいことをやるよ”っていっても、リザルトが伴わなければ、やることに対して疑問感とか出てきちゃうと思うんだけど、今年はホントにここまでの4戦、全レースでいいスピードを見せつけて、3戦と4戦では文句のないレース運びもできたし、そういう意味で僕らは今、大きな信頼を得ることができてます。今年、僕はインディーカーで4年目。僕はだいたいスロースターターなんだけど、これまで色々と経験を積んできて、やっとわかったのかよってところもあるかもしれないけど、すべての面で無理をせず、自然体でいられるチームになってますね。それが走りにも現れていて、無理してないし、プッシュする時はもちろんしてるしね。今までだとリスクマネジメントしなくちゃいけないから、すごい頑張って、守んなきゃいけなかったのが、今はそんなことする必要がなくて、ハイペースを保ったまま色んなことが見えてる。
――去年と同じ環境、同じスピードで走ってても、より廻りが、より細かく見えているって感じですか?
佐藤琢磨:気持ち的にはそうですね。フィジカル的にはどうなのかはわからないですけどね。