午前午後を通じて安定した速さを見せたハンター‐レイ Photo:INDYCAR(John Cote) |
トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ
ロング・ビーチ市街地コース
カリフォルニア州ロング・ビーチ
1周1.968マイル(=3.167㎞)×80周 気温:29℃
路面温度:56℃
アクシデント多発で走行時間の半分以上がレッドフラッグに
今年のロング・ビーチは初日の朝から強い日差しが照りつけ続けている。午後になって気温、路面温度ともに大幅に上昇。そのせいなのか、プラクティス1はかなりクリーンだったが、プラクティス2ではアクシデントが多発した。45分間のセッションのうち、27分半がレッドフラッグ。これでは力を発揮するのも、力を評価するのも難しい。
アクシデントを起こしたのは、セバスチャン・サーヴェドラ(ドラゴン・レーシング)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、そしてEJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート)だった。不運だったのはシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)。彼女はウィルソンがタイヤバリアに突っ込んだ直後に現場に到着し、止まっていた19号車を避け切れず、クラッシュした。
いちばん多く走れたドライバーでも13周しかできず、多くの周回をこなしたそれらのドライバーたちの中から好タイムを記録する者が出た。トップとなる1分9秒4224は、13ラップを走ったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が出した。ベストラップは早くも1分9秒台の真ん中より下。去年のポールタイム=1分8秒6089は、恐らく破られるだろう。
2番手は11周したマイク・コンウェイ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の1分9秒4603で、3番手は13周したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分9秒5166だった。トップ2のタイム差は0.0379秒で、トップと3番手でも差は0.0942秒しかなかった。