2013年3月14日木曜日

2013 INDYCARレポート 3月13日 オープンテスト2日目 Vol.2 KVRTが奮闘、アンドレッティは2名順調、2名苦戦

3月13日 オープンテスト2日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム



カナーン、2日目にタイムアップ!シモーナも順調 
 走行2日目の午前中、パワーに迫ったのは2004年シリーズ・チャンピオンのトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)だった。1分07秒5478は十分に速いラップで、TKは2日間4セッションの総合で4番手にランクされることになった。2カーにまで体制が縮んでしまったKVだが、新加入のシモーナ・デ・シルヴェストロも2日間の総合で11番手とまずまずの位置につけている。チームとして踏ん張りどころのシーズンを迎えるにあたり、彼らの仕上がり具合は決して悪くないようだ。

2013 INDYCAR レポート:3月13日 オープンテスト2日目 ウィル・パワー、全4セッションでのトップに君臨! 佐藤琢磨も午後に大幅に前進!!

3月13日 オープンテスト2日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム

パワー、念願のシリーズチャンピオンに向けて、上々の発進 

 アラバマ州バーミンガム郊外のバーバー・モータースポーツ・パークで開催されたインディーカーのオープン・テスト、2日目もトップ・タイムを記録したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。
 昨日のベストが1分07秒8625だったパワーは、今日の午前中に1分07秒4981まで、午後には更に1分07秒1329までラップタイムを縮めてみせた。今日も天気は快晴。ただ、風は昨日より強く、そして冷たかった。

 パワーは午後には44周を走り、2日間でのトータルラップ数は128周に及んだ。テスト参加者中で最多だったのは、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)の141周だったが、パワーのラップ数も上から数えて4番目の多さだった。

ジャック・アマノのINDYCARレポート メールマガジン・プレミアム:オープン・テスト2日目 ウィル・パワーが3セッション連続でトップ

3月13日 オープンテスト2日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
 

パワー、初日のベストを更新。2番手にはカナーンが浮上

 テスト2日目は、チームのスポンサー向け撮影があり、走行開始が10時へと1時間遅らせられた。サーキット上空は今日も朝から晴れ渡っていたが、吹く風は冷たかった。走行開始時の気温は昨日より少しだけ低い7℃だったが、体感温度はグッと低くなっていた。
 順調に進んでいたプラクティスは、正午前にアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が最終コーナーのひとつ前、ターン16でスピンし、ガードレールにヒット。リヤウィングを曲げるアクシデント(昨日からのテストで初)となり、午前中のプラクティスは終了となった。
 トップはまたしてもウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ラップ・タイムは1分07秒4981と、昨日の午後にマークした自己ベスト=1分07秒8625より0.3644秒さらに速くなった。
 2番手には、昨日はほとんど目立たなかったトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)が1分07秒5478のベストで食い込んで来た。

佐藤琢磨は32周走行して昨日からコンマ2秒ゲイン

 3番手は昨日も好調だったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼のベストラップは1分07秒6247だった。4番手はヒンチのチームメイトで昨年度チャンピオンのライアン・ハンター-レイ。ラップ・タイムは1分07秒6346。
 カナーンのチームメイト、女性ドライバーのシモーナ・デ・シルヴェストロは、昨日も6番手に入るタイムをマークしていたが、今朝は1分07秒9050までタイムを短縮し、昨日よりひとつ上の5番手につけた。
 ここまで、トップ5がシボレー軍団。6番手でホンダ勢のトップだったのが1分07秒9893を出したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)も今日は1分08秒1158までタイムを縮めて8番手まで上がって来た。
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はこの朝のセッションで31周を走行した。1分08秒4073のベストは、昨日より速いものだが、約コンマ2秒とゲインは大きくなかった。
 なお、今日デイル・コイン・レーシングの18号車で走る予定となっていたジャスティン・ウィルソンの実弟ステファンだったが、午前中は昨日に続いてアナ・ベアトリスが走った。昨日の周回数が十分でなかったからだ。午後はステファン・ウィルソンにインディーカー初走行のチャンスが与えられる予定だ。
以上

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 1:オープン・テスト走行初日 「今日は止まっている時間が長くて不完全燃焼な一日でした。明日に持ち越しですね」

いざ走ろうとなったらトラブルが出てしまいした

Jack Amano(以下――):今日は走れた量が少なかったですね?

佐藤琢磨:そうですね。午前中は気温が低かったのと、コンディションは昨日が雨だったためにあまり良くなかったので少し様子見をしてて、他のチームが走り出してラップタイムを見ていました。それから、いざ走ろうとなったらトラブルが出て、インストレーションラップしかできなかった。で、午後になって3、4回走れたんだけど、結構バランスが満足の行かない状態だったので、それを早めに直そうと1回テントに戻って、クルマを直して出て来たら今度はギヤボックスに問題が生じて、また暫く走れなかった。最後にはニュータイヤをもう1回入れて走ることができましたけど。

――最終的に、今日のクルマは良い仕上がりになっていたのですか?

佐藤琢磨:うーん、大きく手直ししたいところがある。でも、時間の関係でできなかった部分があるので、それをやれば大分感触としては良くなるはずなんだけど。シーズンオフの間にコースのサーフェイスが全部削られて、フレッシュな路面になってグリップが増して、今年のロードコース用タイヤはコンストラクションもコンパウンドも変わってる。その両方の影響でラップ・タイムが凄い勢いで速くなってますね。それでクルマの動きも去年までと違うのと、細かいセッティングの煮詰めみたいなもののが今日はまだ全然できてなくて、方向性を大きく振って、それがどうなるかを見たかった……そんな1日でした。

――トップは去年のポールタイムより2.5秒以上も速くなってます。

佐藤琢磨:はい。すごく速くなってますね。


――去年までとは、走ってて全然違うフィーリングになっているわけですか?

佐藤琢磨:そうですね。

方向性だけを固めて、明日きっちりやっていきたいですね

――自分たちの現状として、マシンを速くするためにどういうところが見えていて、どういうところが見えてないですか?

佐藤琢磨:さっき言った通り、ちょっとやりたい部分があって、それをやればバランスは良くなると思うんだけど、実際にラップタイムがどれだけ速くなるかは未知数なんですよね。今の状態はあんまり良くない。トップとのタイム差もある(0.8252秒差)。明日、うまくまず方向性だけはキッチリ固めて、そこから詰めて行きたい。そういう感触です。

――今日はタイヤは2セット使用ですか?

佐藤琢磨:はい。今日は2セット。時間ももうなかったし。だから明日は4セットある。

――4セット全部使って走り込みたいところですね?

佐藤琢磨:そうです。もう間違いなく、4セットを使うと思います。

全体的なグリップが飛躍的に上がって、ギヤレもやり直さなければいけない状況でした

――今年のホンダ・エンジンはどうですか? 去年のものと比べて、どんな違いを感じますか?

佐藤琢磨:少し違うんでしょうけど、2月にセブリングで走った時と今回とでは大分コンディションが違うので、エンジン自体も違うから、あんまり比較にならないかな。パワーも出ているんでしょうけれど、ここでのラップタイムが2秒以上も速くなっているので、エンジンそのものよりも、全体的なグリップが上がっちゃってることの影響が大きい。ギヤレシオも全部、特に上の方は組み直しをしないといけない状況でしたから。スピードが全然違うのでね。コーナーから出て来る速度が全然違う。

――今日はシボレーの1-2-3で、ホンダ勢はマイク・コンウェイの4番手がトップでしたが? 性能差はあるんでしょうか?

佐藤琢磨:うーん、まだわからない。

車のことをよくわかっているエンジニアで、とてもやりやすいです

――フォイト・チームのベテランエンジニア、ドン・ハリデイとのコンビネーションはどうですか?

佐藤琢磨:セブリングでのテストプログラムがハッキリしてたので、それに沿って走ってクルマを良くして行ったって感じでしたけど、それに比べて、今日はやりたいことがほとんどできなかったって感じですね。やっぱり、まずは多くのラップを走れなかったということ、そして、今日持って来たベースとなるセットアップと、路面が速くなったというコンディションとがうまくマッチしていなかったので、それを追いかける状況になってたから。でも、追いかけると言っても、セッティングを煮詰めて行くというより、結構大きく振って、もっとこうしたいな、というところはもう1回テントに戻って、30分から45分ぐらいかかる変更をしたかったけど、そうする時間がなかったので、明日に持ち越しです。

――ドンはどういうタイプのエンジニアと感じてますか?

佐藤琢磨:KVレーシング時代のギャレット・マザシードに方向としては似てますね。ひらめきでやるのではなくて、キッチリと理論に基づいて、実際に自分たちが持っているメニューと、現状とを照らし合わせて少しずつ進めるタイプです。クルマのことをよくわかっているのですごくやり易いですよね。大きく外すこともないと思うので。去年のAJ・フォイトのクルマを見ていても、そう感じてました。安定しているので、いかにそこからスピードをつけて行くかですね。

――結局、今日はトラブルが出たのがもったいなかった、というところですね。

佐藤琢磨:はい。今日は不完全燃焼な1日かな。止まってる時間が長かった。こないだのセブリングに比べたら全然正反対の感じだった。でも、少なくとも、まだ明日があるので。今日、これである程度わかった。それだけでも良かったかな。

以上

2013年3月13日水曜日

2013 INDYCAR レポート:オープンテスト ウィル・パワーコメント:「テストの、しかも1日目にすぎないが今日のトップタイムはオフシーズンの我々のハードワークを証明しているんだ」

「今日は今年の目標達成のためにも良いスタートとなった」

 テスト初日に午前、午後ともにトップに君臨したウィル・パワーは、次のようにコメントした。
 「マシンが信じられないほどに路面に張り付いていた。去年の自分の予選でのベストより3秒は速かったはずだ(注)。このマシンでここまでのグリップを感じたのは初めて。チーム・ペンスキーによる1-2はとても嬉しい。今日はテストだし、その1日目に過ぎない。しかし、この結果が、僕らのオフの間のハードワークを証明している。我々はチームとして、今年は幾つかの課題をクリアしようと強く意識している。インディー500とシリーズタイトル、この二つは間違いなくそのリストのトップにある。それらを獲得せずに長過ぎる年月を過ごして来ているのでね。今日はそれらの目標達成のためにも良いスタートとなった。
 バーバーでのテストは、実際にレースが行われることもあって重要性が高い。とても特徴のあるコースなので、ここでのテスト結果は他のコースに向けての基準とはしにくいんだが、ここで行うテストをできる限り有益なものにすべく全力を投入している。セント・ピータースバーグでの開幕戦は、路面がとてもバンピーで、グリップも低い。タイヤもまったく異なるものが使われる。しかし、そちらに対する準備も僕らは行っている。開幕からのロード&ストリート4連戦すべてで、僕らは優勝争いを行なえるものと考えている。

注:去年の予選、パワーは1分12秒0098がベストで、ファイアストン・ファスト6に進めずの9位だった。今日の彼は、自身の去年の予選ベストより、3秒どころではない4秒143も速かった! 去年のポール・タイム(by カストロネヴェス)との比較でさえ、今日のパワーは2秒6143速かった。

以上

2013 INDYCARレポート:開幕直前オープンテスト 1日目 ウィル・パワー、得意のバーバーで初日最速! 

3月12日 テスト1日目

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム

テスト初日、最速はウィル・パワー シボレー勢がトップ3を独占

 バーバー・モータースポーツ・パークといえば、やっぱりウィル・パワー(チーム・ペンスキー)なんだなぁ。それが午後のプラクティスで改めて強く印象づけられた。午前に続いて、午後のセッションでも彼はトップタイムをマークしてみせたのだ。
 午前中にパワーの記録したベストは、1分08秒4984。これが昨年のポール・タイム(by エリオ・カストロネヴェス)より2秒以上も速かったワケだが、夕方5時のセッション終了間際、なんとパワーは1分07秒8625まで自己ベストタイムを短縮! カストロネヴェスを蹴落としてトップに躍り出た。去年のエリオによるポールタイムは、当然ソフトコンパウンドのレッズ=オプショナルタイヤでマークされたが、その1分10秒4768と比べて、今日のパワーのベストは2.6143秒も速いラップとなった。
 そのエリオ(チーム・ペンスキー)が、1分07秒9388で今日のP2。3番手は去年のバーバーで予選2位、決勝6位だったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは1分07秒9869だった。


2013 INDYCARレポート:オープンテスト 1日目 「初日午前中はウィル・パワーがトップタイムをマーク」

3月12日 テスト1日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム

上位はこぞって昨年のポールタイムを大幅に更新 

 9時45分に5℃という寒さの中で走行開始。12時からのランチ・ブレイクまで2時間15分行われたプラクティスでは、18周を走ったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が18周目に1分08秒4984のベストを記録した。
 2011年と2012年、バーバーでのレースで2年連続優勝しているパワーが、今年もその速さをキープしているといったところだ。2010年のレースでも、パワーはピット・タイミングが展開的に不利に働かなければ勝てていた。
 そんなバーバーでは敵ナシの存在と言えそうなパワーに0.0745秒差の1分08秒5729に迫ったのが、ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)だった。彼も同じく18周を走行。ただし、ヒンチのベストは7周目に記録されたもの。パワーのベストは、おそらく2セット目を投入してのものだったはずだ。


2013 INDYCAR レポート:3月12日 開幕直前オープンテスト デイル・コイン・レーシングのドライバーは?

3月12日 テスト1日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム 


今回のテストではベアトリスとウイルソンが搭乗したが……
 
 今回のテストに2台のダラーラ・ホンダをエントリーしているデイル・コイン・レーシングだが、まだそれらのマシンに搭乗して2013年シーズンに出場するドライバーが正式に発表されていない。テストのエントリーリストでも、彼らのドライバーの欄にはTBAと書かれている。 
 オフの間のテスト、彼らは昨シーズンのレギュラーだったジャスティン・ウィルソンを走らせており、今回もそれは同様。ジャスティンが今年も契約を更新し、19号車での出場を続けるのはほぼ間違いないと見ていいだろう。
 注目は、昨シーズンにジェイムズ・ジェイクスが乗っていた18号車。チームは今年も2カーでフルシーズンを戦う計画で、ホンダからのエンジン供給を2台に受けることがすでに決まっている。

2013 INDYCAR レポート:3月12 日 開幕直前オープンテストがスタート! 26台がエントリー

3月12日 テスト1日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム

2日間、9時から5時までの長いテスト
 2013年シーズンの開幕まで2週間、インディーカーはアラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークでオープン・テストが今日から始まった。走行は明日までの2日間。朝9時から夕方5時まで、ランチ・ブレイク1時間は入るが、非常に長い走行時間が与えられる。

 このコースは、第2戦Hondaインディー・グランプリ・オブ・アラバマが4月5~7日に行われるので、テスト内容はより実践的なものになる。全長2.38マイル。コーナーは低速から高速までバラエティに富んだものが「17」あり、適度なアップ&ダウンも備えるロードコースで、ドライバーたちにはオーバーテイク・ポイントが決して多い方ではないが、好評だ。
 テストにエントリーして来たのは、以下の26台。

1    ライアン・ハンター-レイシボレー        アンドレッティ・オートスポート
2    AJ・アルメンディンガー    シボレー    チーム・ペンスキー
3    エリオ・カストロネベス    シボレー    チーム・ペンスキー
4    JR・ヒルデブランド    シボレー    パンサー・レーシング
5    EJ・ヴィソ    シボレー    チーム・ヴェネズエラ/アンドレッティ・オートスポート/HVMレーシング
6    セバスチャン・サーヴェドラ    シボレー    ドラゴン・レーシング
7    セバスチャン・ブルデイ    シボレー    ドラゴン・レーシング
9    スコット・ディクソン    ホンダ    ターゲット・チップ・がナッシ・レーシング
10    ダリオ・フランキッティ    ホンダ    ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング
11    トニー・カナーン    シボレー    KVレーシング・テクノロジー
12    ウィル・パワー    シボレー    チーム・ペンスキー
14    佐藤琢磨    ホンダ    AJ・フォイト・エンタープライゼス
15    グレアム・レイホール    ホンダ    レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング
16    ジェイムズ・ジェイクス    ホンダ    レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング
18    TBA    ホンダ    デイル・コイン・レーシング
19    TBA    ホンダ    デイル・コイン・レーシング
20    エド・カーペンター    シボレー    エド・カーペンター・レーシング
22    オリオール・セルヴィア    シボレー    パンサーDRR
25    マルコ・アンドレッティ    シボレー    アンドレッティ・オートスポート
27    ジェイムズ・ヒンチクリフ    シボレー    アンドレッティ・オートスポート
55    トゥリスタン・ヴァウティエール    ホンダ    シュミット-ピーターソン・モータースポーツ
67    ジョセフ・ニューガーデン    ホンダ    サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング
77    シモン・パジェノー    ホンダ    シュミット-ハミルトン・モータースポーツ
78    シモーナ・デ・シルヴェストロ    シボレーKVレーシング・テクノロジー
83    チャーリー・キンボール    ホンダ    ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング
98    アレックス・タグリアーニ    ホンダ    ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン

 アンドレッティがヴィソを迎えて4台体制へと復帰(チャヴェス大統領が先頃死去したが、ヴィソのレース活動に影響はないのか??)。
 ペンスキーは数戦へのスポット参戦を行うアルメンディンガーを今回走らせるので3カー。フル・エントリーは2台へ縮小。
 ガナッシはサテライト・チームがキンボール1台のみになったので3カーへとスケール・ダウン。
 ドラゴンは2カーをフル・エントリーへと体制拡大。
 シュミットはエントリー名が異なるものの実質2カーへと拡大。
 レイホールは息子のグレアムが復帰、ジェイクス参入があって2カーのフルエントリーへ拡大。
 KVは1カーになりそうだったが、HVMからデ・シルヴェストロを迎えて縮小は2カーまでで済ませた。
 HVMレーシングは、去年まで走っていたが、今年はエントリーなし。ただし、彼らはヴィソのチームをサポートしており、エントリー名にもHVMと入っている。
 テストでのエンジン分布は、シボレーが14台、ホンダが12台。シボレーのレギュラーは13台だが、アルメンディンガーがテストに参加しているため14台となっている。インディー500以外ですでにスポット参戦が明らかにされているのは、前述のアルメンディンガー(バーバー)と、レイホールで走るマイク・コンウェイ(ロング・ビーチ)。

 今朝のバーミンガムは、午前7時の時点で気温が氷点下1度と冷え込んでおり、走行開始時刻の9時になっても走るチームはなかった。
 それでも、朝から快晴に恵まれたこともあって(昨日は大雨)、午前9時45分に走行がスタートした。

以上