Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) |
2013 ドライバーズ ポイントスタンディング 17位(322ポイント)
2013 オーバルコース ポイントスタンディング 15位(100ポイント)
2013 ロードコース ポイントスタンディング 16位(222ポイント)
「最終的にもうちょっと良いリザルトを残して、複数優勝をしたかったです」
――シーズンを振り返ってください。優勝もあり、アップ&ダウンもありました。
佐藤琢磨:振り子のように、振り幅が大きいシーズンでした。最終的にはもうちょっと良いリザルトを残して、複数優勝をしたかった。シーズンエンド、この前のヒューストンでポールポジションを獲ったってこともあって、スピードが復活して来ていたところもあったから、最後、シーズンエンドを良い状態で終わりたかったんですけど、それが叶わなかったのは残念です。まぁ、シーズンを通して見ると、コンペティティブな時もあれば、かなり苦しいレースもありました。不運に見舞われた時も、アクシデントになることもありました。今年も盛りだくさんの1年でした。でも、チームをAJ・フォイト・レーシングに移籍して、メカニックが本当に全レースでフルサポートをしてくれて、すごく良い環境で走ることができていました。たくさんの感謝の気持ちを持っています。あとはやっぱり、もうちょっと良いリザルトを残すために、チーム全員でいかにして進んで行くかっていうのを見直すのはすごく大事だと思います。
「振り返ると強豪たちがいましたね。やはり壁は厚かった」
――1台体制のチームで強豪を相手に勝ったというのは大きな意味があったと思いますが?
佐藤琢磨:はい。自分としてもヤッパリ、メジャーシリーズでのキャリア初優勝を飾ることができました。チームが一丸となって頑張って、優勝には繋がらなかったけれども、開幕戦フロントロウだったり、ヒューストンのポールポジションだったり、ブラジルでは最終ラップの最終コーナーまでリードしたりと、非常にいいレースがありました。他にもレースをリードしたミルウォーキーとかもいいレースでした。でも、そのひとつひとつで、何かひとつが欠けた時に、すぐ後ろには強豪たちがいましたね、ペンスキーだったり、ガナッシだったり、あるいはアンドレッティが。やっぱりその壁は厚かったですね。そのあたり、奮闘したとも言えるし、もう少し頑張れたかなっていうのもあるし、両方です。チーム全体として、全力で戦って実力を出せたところもあったので、そのあたりはすごく良かったと思います。そして同時に、反省点もたくさんあった1年でした。
「今年は本当に勉強になったし、楽しいシーズンでした」
――チームの成長を感じましたか?
佐藤琢磨:自分は、冬の間に初めてAJ・フォイト・レーシングを訪れて、ドン・ハリデイとディスカッションを重ねたんです。その時にすごく居心地が良かったんです。チーム全体の雰囲気もすごく良かった。ものすごく暖かく迎え入れてくれました。その後、冬のテストでポンポンポンッと一気にペースを上げることができた。去年のAJ・フォイトの持つベースのクルマから始めて、去年僕が乗っていたレイホールのクルマのナイフエッジのような速さを持たせることができた。シーズン最初のセブリングの数日間のテスト、バーバーでのテストでそういうマシンにできたのはすごく大きかったと思う。それができたのは、このチームがいいものを持ってる証拠です。そこから周りもレベルアップをしてきて、その先もう一歩進むっていうのができなかったのは、このチームの弱さでもあると思うので、チームはそういった点も十分わかっているだろうから、今後の課題として取り組んで行きます。今年は本当に色々な意味で勉強になった、楽しいシーズンでした。
「満足度ではまだ半分ぐらいしか行ってないので
残りの半分を来年、さらに強化した体制で走れることを願っています」
――佐藤選手としては来シーズンも同じ体制で行きたい意向ですか?
佐藤琢磨:はい。すごくいいものを作り上げて来ることができたと思っているので。でも、まだ満足度では半分ぐらいしか行っていないので、残りの半分を来年、さらに強化した体制で走れることを願っています。
――今年も1年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
佐藤琢磨:ありがとうございました。
以上
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