レース序盤をリードしたが思わぬパンクで後退を余儀なくされる Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
1時間48分06秒1345 17位(6周遅れ)
「走っていてタイヤの空気漏れは感じなかった。粘ってみたんですけどダメでした」
Jack Amano(以下――):今日、ポールポジションから良いスタンディングスタートが切れましたね?
佐藤琢磨:いや、自分としてはあまり良くなかったですね。クラッチミートがうまく行かなかったので。まぁ、トップを守れるぐらいの速度は得られましたけどね。もうちょっとですね。
――トップを守ったスタートでしたが、その直後にタイヤパンクに見舞われました。あれは走っていて空気漏れが感じられたんですか?
佐藤琢磨:感じなかった。あの速度だとわかんないんですよね。タイヤプレッシャーがどんどん落ちているというのが(テレメトリーで)確認できました。でも、最後まで、もしかしたらセンサーのトラブルかなぁとも思って、自分でも感じられるぐらいまで粘ってみたんですけど、ダメでした。
「今日はブラックがよかった。レッドは瞬発力はあるが
そこからはブラックにおいて行かれる感じでした」
――ピットインして順位は10番手以降まで落ちました。しかしまだ序盤だったし、挽回は十分可能と期待を持って見ていたのですが、あそこからの戦いはどうだったんでしょう?
佐藤琢磨:いやぁ、苦しかったですね。ペースが上がりませんでした。レッドタイヤで思うように走れなかった。結構ブラックが今日は良かったですね。最初の瞬発力はあるんですけど、その後のレッドはブラックタイヤに置いて行かれる感じでした。
「無線の不調でブラックフラッグを出されて
2回目のピットがあのタイミングに」
――2回目のピットでブラックにスイッチしましたね? そこからはどうだったんでしょう?
佐藤琢磨:今度は前に詰まるような感じになりました。実際には、ピットストップのシークェンスをかなり後ろに持って行けましたが、早めにピットに入ることなどをピットと相談していました。でも、その前に無線のコネクターが外れてしまって、ピットとの交信ができなくなって、そうしたコミュニケーションのトラブルからブラックフラッグを出されました。それでピットに戻って、タイヤ交換と燃料補給の他に無線のプラグを直しました。
――無線の不調からブラックフラッグを出されていたのは知りませんでした。それで2回目のピット
ストップがあのタイミングだったんですね。
佐藤琢磨:そうですね。クルマの状況は伝えられないし、どこまで走れるのか燃料の状況も知ることができない状態でした。
「最後はタイヤかすを拾ってしまって、
何とかコースに戻ってきたかったですが……」
――苦しい中でトップ10に復活。しかし、リスタートの後にジェイムズ・ジェイクスとターン3で並び、アウト側でタイヤバリアにぶつかってしまいました。どんな状況でしたか?
佐藤琢磨:あれは、あの前にニューガーデンとのバトルがあったのかな? あそこでシケイン状のターン2で走行ラインを外れて、タイヤにかす、ゴミを拾っちゃったんでしょうね。次のコーナーで全然イン側に入って行けなくて、ジェイクスがインに来て、彼がいるのであれ以上イン側に入れくて、押し出されるような状況になりました。こっちとしても頑張ってたんですが、あそこでダストに乗ったのか、ラインに戻って来ることができませんでした。ジェイクスとの距離はかなり近く、カタチとしては押し出されるというものになってしまったんですけど、何とか戻って来たかったですね。
――明日、もう一度予選と決勝が行われます。今日、全員が1レースを終えて行われる予選となりますが、どんな戦いになるでしょうか?
佐藤琢磨:かなり他のチームもクルマ作りが良くなって来ると思うし、路面のグリップも今朝の予選とはまったく違うでしょうね。明日は大幅なタイムアップも有り得ます。路面の変化などにどれだけ合わせられるか、非常に難しいですね。今日の自分たちは決勝でのマシンが悪かったので、その原因究明と対策をしなければなりません。予選に関しては、ほとんど今日と同じセッティングで行くつもりですけど、路面が良化している部分に合わせて多少の調整はして行くかな?
――では明日、また力強い走りを楽しみにしています。
佐藤琢磨:はい、頑張ります。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿