Photo:INDYCAR(John Cote) |
8月31日 Day2 プラクティス3
天候:快晴
気温:26℃
相次ぐスピンとクラッシュでセッション前半は赤旗の連続に
予選日を迎えたボルティモア、走行開始は朝の9時という早さで気温はまだ26℃と低かったが、湿度はすでに高く、金曜日以上に蒸し暑さを感ずるコンディションで45分間のプラクティス3が行われた。
走行開始早々にエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がスピン、ストールして赤旗が出された。3号車がピットに戻ってコースがオープンにると、今度はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がまったく無駄な追突をして相手をスピン、クラッシュさせ、二度目の赤旗となった。さらに、走行再開のすぐ後、KVレーシング・テクノロジーの2台が三度目の赤旗を出した。シモーナ・デ・シルベストロがタイヤウォールに突っ込み、トニー・カナーンもコース上にストップしたのだ。
45分のプラクティスのうちの14分以上が赤旗だった。
パジェノー、今週末ここまでの最速タイムをマーク
それでも、セッション後半は連続走行が問題なく行われ、16周をこなしたシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)がこのセッション最速、そして今週末の最速となる1分18秒4391のベストを15周目にした。
0.1095秒差で2番手となったのはディクソン。パワーがトップと0.1435秒差、ディクソンと0.034秒差で3番手だった。
4番手はセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)、5番手にはジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がセッション終了間際に飛び込んだ。6番手はそのチームメイトのグレアム・レイホールだった。ここまでがトップからコンマ5秒。
7番手がオリオール・セルビア(パンサー・レーシング)、8番手はEJ・ビソ(アンドレッティ・オートスポート)。ここまでが1分18秒台に入った。昨日トゥリスタン・ボーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が記録したベストは1分19秒半ばだった。今朝のプラクティスでは彼を含む18人がそれを上回った。路面コンディションが向上し、気温と路面温度がまだ低いコンディションであったこと、そして各チームのマシン・セッティングが進歩したことによって大きなスピード・アップが果たされたのだ。
首位から17台が1秒内にひしめく混戦!予選はどうなる??
トップ8、1分18秒台を逃した注目どころの成績は以下の通り。
ルーキーのルカ・フィリッピ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)=1分19秒0194で9番手。
ポイント・リーダーのカストロネベス=1分19秒0648で11番手。
昨日3番目に速かったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)= 1分19秒0894で12番手。
ダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)=1分19秒1284で13番手。
昨日トップだったボーティエ=1分19秒1649で14番手。
ミッド・オハイオでキャリア初優勝を飾ったばかりのチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)=1192145で15番手。
昨年度ボルティモア・ウィナーのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1192340で16番手。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、プラクティス3でコンペティティブなタイムを出せなかった。ブレーキのトラブルが完全に解消されていなかったため、16周を走ってのベストは1分20秒0539と、昨日の自己ベストは上回ったものの21番手だった。
予選を前にしたプラクティスで大幅なスピードアップがなされたが、トップから17台が1秒の間にひしめく混戦状態。レッドタイヤ投入となる予選で何が起こるかはまったく予測がつかない。
以上
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