アンドレッティのプロモートで観客数もイベントの盛り上がりも上々!
昨年まで最終戦のひとつ前のレースだったボルティモア(メリーランド州)が、今年は19戦の16戦目に変わっている。フォンタナでの最終戦との間にヒューストン(テキサス州)のダブルへッダーが入ったからだ。
首都ワシントンDCにも近いボルティモアのレースは、初開催だった2011年から観客数もイベントとしての盛り上がり度もかなりよい。プロモーターのアンドレッティは冠スポンサーの確保に苦労をして来ているが、「西のロングビーチ、東のボルティモア」とファンの間に浸透するレースイベントに育て上げるべく奮闘中で、今年も大観衆の目の前でのハードバトルが見られることと期待される。
昨年はハンター‐レイがレース終盤のリスタートで逆転勝利
2012年のウィナーはライアン・ハンター-レイで、2位は終盤のリスタートで逆転されてしまったライアン・ブリスコーだった(このリスタートも物議を醸した)。3位はシモン・パジェノーで、4位はスコット・ディクソン。そして、5位は最終ラップにウィル・パワーをパスしたルーベンス・バリケロのものとなった。
佐藤琢磨はマシントラブルでリタイア=21位だったが、24番グリッドからウェット・コンディションを利用してトップまで進出した。
イベント初年度だった2011年のウィナーはパワーで、2位はオリオール・セルビア、3位はトニー・カナーンだった。
予選は過去2回ともパワーがポールポジション。レース距離は2.4mi x 75 Lapsで昨年と変わらずだ。
今年のストリートでのウィナーはジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート:2勝)、琢磨、マイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)、パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング:2勝)の5人だが、ここに優勝候補、あるいは上位来んテンダーとしてパワー(チーム・ペンスキー)、ハンター-レイ、ダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)らが絡んで来るだろう。デトロイトで活躍したジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、ミッド・オハイオで初優勝を飾ったチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)にも注目したい。
今週末はオリオール・セルビア、ルカ・フィリッピ
ステファン・ウイルソンが参戦
パンサー・レーシングはセルビアを残り3戦で使い、ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアンは今回はルカ・フィリッピに二度目の挑戦をさせる。そして、デイル・コイン・レーシングはついに今回、開幕前のバーバー・モータースポーツ・パークでのテストで走らせたステファン・ウィルソン(実兄のジャスティンがチームメイト!)にインディーカー・デビューをさせる予定だ。
今週末のボルティモアの天気は、金曜、土曜ともに快晴だが、日曜は「ところにより雷雨」との予報が出されている。気温は最高が34℃と暑い週末になりそう。そして、またしてもウェットコンディションでのレースに……という可能性はゼロではないワケだ。
以上
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