Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) |
Jack Amano(以下――):プラクティス1は21番手でした。テストを2回行って臨んでいるソノマですが、クルマの状況がまだ厳しいということですか?
佐藤琢磨:厳しいですねぇ……厳しいです。
――どんな点で悩んでいるのでしょう?
佐藤琢磨:ウーン……バランスとグリップ感、このふたつですね。アチラ立てればコチラ立たずで、両方を上げることができずにいます。シーソーになっちゃうんですね。
「クルマとタイヤがコンディションに対して非常にデリケ-ト」
――特に低速コーナーで苦戦している……とかはありますか?
佐藤琢磨:そうですね。このコースには低速、中速、高速の三つのタイプのコーナーがあるんですけど、その三つをおしなべて良くすることができてません。
――コースのコンディションはどうなんでしょう? 2回あったテスト、そして今回で大きく違っていたりとか?
佐藤琢磨:いや、そんなには大きく変わってないですね。テストでは午前中と午後で風向きがグルッと変わってました。午前が南向きで、午後は北向き。今朝も南向きの風(シケイン、及び最終ターンに対して向かい風)でしたよね。この風の吹く向きによってマシンのバランスが結構変わるし、クルマとタイヤがコンディションに対して非常にデリケートなので、それをいたちごっこのように追いかけてて、なかなかここだっていうところにうまく辿り着けていないんです。
――ソノマというコースにはかなり苦しめられています。こういう経験て、他では無かったと思いますが?
佐藤琢磨:テストを重ねてもなかなか解決策が見出せないっていうのは、こないだのミッド・オハイオからですね。
――F1時代とかで、どこか似た記憶とかは?
佐藤琢磨:F1の場合はあまり比べる意味がないというか……パッケージもタイヤも全然違うし、パッケージも毎回変わって来るのでね。F1の場合だと、物差しが自分のチームのものしかないでしょう? でもここ、インディーカーではみんな同じ条件とコンディションでやっているワケで、そういう意味で相対的に非常に苦しんでいる感はありますね。今、ブレーキでもまったくクルマが止まって行かないし、非常に厳しいです。
――では、午後のプラクティス2での状況好転を期待しています。
佐藤琢磨:はい。ありがとうございます。
以上
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