ハイスピードで激しいアップダウンが特徴のソノマ・レースウェイ
ミド-オハイオでの第14戦から 2週末続けてオフ。今週末はカリフォルニア州サン・フランシスコ郊外のソノマ・レースウェイでレースが行われる。
1968年創業で、去年までインフィネオン・レースウェイと呼ばれていたロードコースは、その前はシアーズ・ポイント・レースウェイという名前だった。ドラッグレース用の直線も備える同コースをスピードウェイ・モータースポーツ社が購入し、ネーミングライツをインフィネオンが買った。しかし、その契約が切れ、更新がされず、次のクライアントが見つけられなかったので地名を名乗ったコース名に変わったという次第。
コースの全長は2.385マイル。コーナーの数は12個。このコースの特徴は、何といってもアップ&ダウンの激しさ、そしてハイスピードっぷりにある。
レース距離は85周=196.35マイル。昨年と変わらない数字だ。
昨年のウイナーはブリスコー。ポールポジションはパワー
2012年に勝利したのは、ライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)だった。1周遅れて入ったピットストップが功奏、先行していたチームメイト=ウィル・パワーの前に出る事に成功し、終盤のリスタート連発でもトップを堅持し、自身の2010年以来となる久しぶりの優勝を飾った。しかし、シーズン終了後には解雇の憂き目に……。今年のブリスコーはパンサー・レーシングからの出場(トロントでの骨折を乗り越え)だが、ジョン・バーンズ率いるチームは2005年以来勝ち星から遠ざかっている。
去年のポール・ポジションはパワーがゲット。実に3年連続! しかし、レースは前述のとおり惜しくも2位となり、3連勝は逃した。3位はダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
2012年にファステスト・ラップを記録したのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。チャンピオンを争っていた彼は4位を走行していたが、アレックス・タグリアーニに追突される不運に遭う。これでキレてしまった彼は、レースに復帰するとEJ・ビソに八つ当たり。ペナルティを受けて18位フィニッシュ。
ウィル・パワー過去2勝!フランキッティも優勝1回含む表彰台フィニッシュ5回。
なぜかハンター-レイは結果残せず……
ソノマで強いといえば、やっぱりパワー。2010、2011年に優勝して、2012年は2位。
パワーの次に来るのはブリスコーか? 2012年に優勝する前は、2011年が3位で、2008、2009年が2位と表彰台が4回もある。
フランキッティもソノマとの相性ヨシ。2009年に優勝。2006年に2位。2007年、2010、2012年に3位と表彰台フィニッシュが5回もある。。
そして、現在のポイント・リーダー、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)はというと、2008年に勝っていて、2007年と2011年に2位。
2007年に勝ったのは、現在のポイント2位=スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。彼は2010年に2位フィニッシュ。
その他のウィナーは、2006年のマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)と、2005年のトニー・カナーン(当時はアンドレッティ・グリーン・レーシング)がいる。
2005年からの開催で、ペンスキー、ガナッシ、アンドレッティの3チームしか勝っていないってことか。ところが、なぜかハンター-レイはソノマで成績を残せていない。ポイント3位から逆転タイトルを実現するには、「今年こそ!」の好成績が必要だが、果たして……。
ソノマで成績を出せていないという点では、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)も同じ。その状況から抜け出そうと、今年はプライベート・テストをスケジュールした。その成果が見られるか?
以上
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