Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) |
今年のインディー500で予選2位、決勝2位となったコロンビア出身のカルロス・ムニョス、21歳。彼は今年もインディーライツ・シリーズにアンドレッティ・オートスポートから出場し、現在ポイント・リーダーとなっているが、今日のトロントでのレース2にパンサー・レーシングから急遽出場することになった。昨日のレース1でライアン・ブリスコー(パンサー・レーシング)がジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)との接触事故で右手首の骨折、今日のレースを走れなくなったため、その代役をムニョスが務めることになった。インディライツのレースは昨日のうちに終了していた。ムニョスは思わぬことからインディカー2戦目を戦うことになった。
驚くべきことに、ムニョスにはシートもレーシング・スーツもブリスコーのものにピッタリだったという。
ウォームアップでは24台中23番手だったが……
今朝のウォーム・アップで初めてインディカーをロードコースで走らせたムニョスは、22ラップを
走行してベストは1分00秒9032。24台中の23番手だった。インディーのようにプラクティスを重ねることはできないため、イキナリの大活躍を期待するのは無理だろう。しかし、彼がどんな走りっぷりを見せるのかはおおいに興味深い。
「ジョン・バーンズとパンサー・レーシングがチャンスを与えてくれたことに感謝します。ライアン・ブリスコーが怪我をしたことは非常に不幸なことでした。それによって私はインディカーに乗るチャンスを得たわけですから、今日の経験をフルに活かし、できる限りのことを成し遂げたいと思います。トロントは難しいサーキットです。昨日までの走行を見ている限り、パンサー・レーシングのマシンは速そうです。チームが素晴らしい週末の終わりを迎えられるよう頑張ります」とムニョスは語った。スタンディング・スタートも行われるレースとあってムニョスにとっては大変な1日となりそうだが、こんなチャンスに恵まれることも滅多にない。
パンサー・レーシング代表のバーンズは、「カルロスは才能あふれるドライバー。彼がこんなに急な話でも私たちのマシンに乗ってくれることを決断してくれて大変うれしい。彼にとっては大きな経験を積むことのできるチャンスだ。ブリスコーには1日も早く回復をして欲しい。今日のような状況では、カルロスとともにできる限りのことを達成すべく全力を尽くすだけだ」と語った。以上
0 件のコメント:
コメントを投稿