Photo:INDYCAR (John Cote) |
トロント・ストリートコース
1周1.75マイル(=約2.816㎞)
Day1 プラクティス1
天候:快晴
気温:22~25℃
快晴の中、久々のストリートコースの走行がスタート
テキサス、ミルウォーキー、アイオワ、ポコノとオーバルでのレースが4戦続いた後、インディーカー・シリーズは久しぶりのストリートイベントを迎えている。カナダ、オンタリオ州トロントは朝から快晴に恵まれ、プラクティス開始から気温はジワジワと上昇。汗ばむコンディションでの走行となった。
湖畔のストリートコースで始まったプラクティスでは、昨年のトロント・ウィナー、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が最高の出足を見せた。1分00秒6082のベストラップをセッション終了間際にマークしてトップに立ったのだ。
2番手にはハンター-レイと同じく31周を走り、その31周目にベストを記録したジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)がきた。彼のベストは1分00秒6851だった。
3番手にはパンサー・レーシングでの5戦目=ストリートコースでの3戦目に出場するライアン・ブリスコーが1分00秒6890のベストで食い込んできた。彼は37周を走り、やはり37周目のベスト記録だった。どのチームも2セット目のタイヤをセッション終盤に投入し、それでベストを記録したパターンだったようだ。
トップから14台がコンマ5秒にひしめく激戦に
先週のポコノで勝ったばかりのスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は12番手だった。しかし、タイムは1分00秒9660と決して悪くない。予選前に行われる唯一のプラクティスは、トップから14台がコンマ5秒の間にひしめく接戦となっていたのだ。午後にスケジュールされている予選では、路面のコンディションも変わる上、レッドタイヤでのグリップ上昇に合わせたセッティングの調整も必要。さらに、アタックを行うタイミングも重要だ。大きな順位変動も十分起こり得る状況といえる。
佐藤琢磨は電気系統のトラブルが発生
トロントが地元のジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は11番手と、目立たない位置につけている。カナダ出身のベテラン、アレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン)は14番手。そして、ポイント・リーダーのエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は16番手だった。
佐藤琢磨(AJ ・フォイト・エンタープライゼス)は23周を走り、その23周目のベスト=1分01秒7904によって20番手となった。電気系統のトラブルでピットでマシン修復に費やした時間が長く、それを治してコースに戻った後にダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)のアクシデントがあり、赤旗中断で更に走行時間が短くなっていた。
コンウェイ、パジェノーのデトロイトダブルヘッダーウイナーたちはスロースタート
デトロイトに突然現れて優勝をかっさらったマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)は、1分02秒0817がベストで24台中の23番手とトロントではスタートダッシュを決めることができていない。35周を走り、ベストは28周目に記録された。チームメイトのジャスティン・ウィルソンは1分00秒9713で13番手だった。
デトロイトのレース2で初優勝を飾ったばかりのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)も32周を走り、31周目に1分01秒9192を出すにとどまった。22番手と彼も出遅れ気味の一人だ。チームメイトのルーキー、トゥリスタン・ボーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は1分00秒7016で5番手につけている。
このプラクティス中には、スタンディング・スタートを練習するための仮グリッドがピット出口にセットされており、各ドライバーたちはコースインを行う前に練習を行っていた。
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