AA強し! しかしその中に割って入ったのは佐藤琢磨!
ミルウォーキーは2デイ・イベントだが予選前にプラクティスが2回ある。
太陽が照りつけ続け、路面温度が上がって行く中で2回目のプラクティスは行われた。気温は22℃まで上がっていた。
トップはまたしてもマルコ・アンドレッティで、2番手もライアン・ハンター・レイと、2セッション続けて同じ顔触れがトップと2番手だった。それだけアンドレッティ・オートスポートのミルウォーキーは強いということだ。
しかし、午前中のプラクティスで20番手だった佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が、プラクティス2では一気に3番手へジャンプ! アンドレッティ軍団の中へと割って入ってみせた。4番手はEJ・ビソ。トップ4にアンドレッティ勢が3人。4人目のジェイムズ・ヒンチクリフだけが12番手と少々おとなしめで、何やら今年のインディー500と状況が似ている。
5番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、6番手はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。7番手にはジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、8番手はジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。
40周以上走行してマシンセッティングを追求!5mphもゲイン
琢磨はプラクティス1で使っていたタイヤを2セッション目でも続けて使用。40周以上をかけてマシン・セッティングの向上に務め、それがなったと確認できた時点で予選用セッティングにスイッチし、フレッシュ・タイヤを投入。朝のプラクティスのベストより約5mphも速いラップタイム=21秒7349を叩き出してトップに立った。セッション終了前にアンドレッティ勢がベストを更新し、琢磨の168.117mpは3番手となった。琢磨は予選しミューレションの後は決勝用にマシンを戻し、そちらでもまずまず納得のいくフィーリングを掴んだようだ。
午前中3番手だったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)は14番手、午前中4番手だったルーキーのトゥリスタン・ボーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は21番手と彼らは2セッション続けて上位につけることはなかった。
エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)は、2セッション続けて最下位。朝のセッションでマシンのセットアップを十分に評価できず、午後にもそれを引きずったカタチだ。時間的余裕のなさから彼らは決勝用セッティングに集中。それもスピードが伸びなかった理由だった。
以上
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