Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
デトロイトでライアン・ブリスコーとの契約を発表したパンサー・レーシングだが、2レース目がル・マン24時間のテストデイとぶつかったために早くも助っ人が必要な事態になった。そして、第8戦テキサスでのレースにはオリオール・セルビアが起用されることになった。セルビアは第10戦アイオワも担当すると発表になった。第9戦ミルウォーキーはブリスコーが走れるはずだ。
セルビアというチョイスは実にリーズナブル。彼の走っていたパンサーDRRは、その名が示す通りにパンサーが経営に携わっていた。姉妹チームとして情報交換をフルに行う関係にすらなっていた。つまり、パンサーのエンジニアたちはセルビアとすでに仕事をしてきていた(昨シーズンから)。お互いをそれなりに理解している間柄なのだ。
「オリオールが高い実力を備えているのは周知の事実。どんなコースでも戦えるドライバーを乗せることができることを嬉しく思う」とパンサーを率いるジョン・バーンズは語っている。
「これ以上の喜びはない」とチャンスを与えられたセルビア。「勝つチャンスは十分にある」とも彼は語った。
バーンズは、「ブリスコーとの契約は来年を見据えてのこと」と認めながら、「チーム、そしてナショナル・ガードに取ってベストの選択は何か、長期的に見通してドライバーを決めたい」と、来年のドライバーがブリスコーに確定しているワケではないことを語った。
こちらはブリスコーがル・マンでドライブするレベル5のマシン |
JR・ヒルデブランドを放出。レギュラーを誰にすべきか、残りのシーズンをオーディション的に使っていく考えのようだ。「近頃はオフの間のテストも少ないし、実際のレースでドライバーたちの力を評価できるんだから、こんなに確かな選択方法はないと思う。ブリスコーとセルビア以外にも何人かが走るチャンスを得ることになる」とバーンズは話した。
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