Photo:INDYCAR(John Cote)クリックして拡大 |
2デイイベントでは、予選の前にプラクティスが1回しか設けられない。そのプラクティスでトラブル発生となった場合、受けるダメージは大きく、リカバリーのチャンスは極めて小さい。
テキサスでの琢磨はその苦しいケースに陥った。プラクティスでギヤボックスにトラブル発生。20分以上を残したところでマシンをガレージに戻さねばならなかった。それも、その時点間での走りで琢磨はマシンのフィーリングに違和感を感じていた。
5番手という早い予選アタック時間が裏目に
予選にはマシン修復が間に合わなかった。今回の琢磨陣営は5番手というアタック順を引いていたが、それが結果的に悪いくじ運となってしまった。懸命の作業を終えてマシンをガレージから出したクルーたちだったが、数分の差で車検の列に並び損ね、予選出場の権利を獲得できなかった。
プラクティスが不十分となれば、予選でのパフォーマンスはほとんど期待ができない。それでも予選では2ラップ続けてのアタックが行えることから、マシンがどの程度のスピードを出せるレベルに達しているかの評価は可能だった。琢磨はそのチャンスさえも与えられなかった。
22台がアタック。琢磨の順位は23位とされた。琢磨より後ろは1台だけ。同じく予選を走らなかったトゥリスタン・ボーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)だった。琢磨にデトロイトでぶつかってきたルーキーと並んでスタート……というのはあまり歓迎したくない事実だろう。
その後、ボーティを含む3人にエンジン交換による10グリッド降格ペナルティがあるとの発表がなされ、琢磨のグリッドは21番手へとふたつ浮上した。
決勝は明日。スタートの前に走れるのはファイナルプラクティスだけとなった。
以上
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