快走して2位を得たジェイクスだったが…… Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
6月6日、インディーカーが「デトロイトでのレース・ウィークエンドのペナルティ」を発表した。
ドライバーのセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)と、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、今シーズンの最終戦までプロベーションとされた。その行動がインディーカーの監視下に置かれるということだ。理由はテレビで日曜日開催のレース2を御覧になった方々は御存知、リスタートで起きた多重クラッシュに関わるものだ。
パワーは他の競技者(アクシデントの引き金を引いたブルデイ)に対する不適切な行動(走行を続けているブルデイに向ってグローブを投げつけた)がペナルティの対象となった。
ブルデイはレース後にピットロードでオフィシャルに対して投げかけたコトバ(レース・ディレクターのボー・バーフィールドに「サンキュー!」って叫んでたが、さらに何かいっちゃったようで……)によってペナルティを課せられることになった。ブルデイは、「回避できたアクシデントを起こした」としてピットのドライブ・スルーというペナルティを受けたが、それに対して怒っていたのだ。
もう1件。セバスチャン・サーベドラ(こちらもドラゴン・レーシング)には、30,000ドルという大きな罰金が言い渡された。レース1でのレース中に他車と接触、その際に不適切なジェスチャーを行ったということで。ただし、この罰金は払わずに済ませる方法が与えられた。残りのシーズン、インディーカーの代表としてサーベドラが何度かイベントに出席すればよいということだ。
その陰に隠れてこんな重大なレギュレーション違反が!
問題は次。
ペナルティを受けたのは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの16号車。ジェイムズ・ジェイクスが10位フィニッシュさせたマシンに違反があった。罰金総額10,000ドル! 内訳は5,000ドルの違反x2で、いずれも土曜日のレース1後の車検で発覚した。
違反1はリヤ・ウィングのメインプレインの設定角度が規定(0.0度からプラス・マイナス0.50度)から外れていたこと。違反2もリヤ・ウィング関連で、メインプレインの後端の高さが、シャシーのレファレンス・プレーンから28.060インチのプラス・マイナス0.050インチの間になかった。
どれだけのアドバンテージをジェイクスが得ていたのかは、その違反の程度による。しかし、どれだけ彼らのマシンがルールから外れていたのかは発表されていない。失格になってもおかしくない違反だ。
以上
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