精力的なパジェノー、今度はアイオワの翌週、パイクス・ピークに
デトロイトでキャリア初優勝を飾ったばかりのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)。実は彼、もう随分と前から今年のパイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場することが決まっている。
ヒルクライムというのは、1台ずつが1本の山道を登って、そのタイムを競うもので、コロラド州コロラド・スプリングスの山、パイクス・ピークはそのアメリカにおけるメッカとしてレースを開催し続けてきている。この手の競技、ヨーロッパでは結構な人気を持ってるようで、パジェノー自身、子供時代からパイクス・ピークの存在は知っていたという。昔々はインディーカー・シリーズの1戦でもあったのだ、パイクス・ピークは。同じ場所で続けられてきているレースとしてはインディー500に次ぐ歴史を誇ってもいる。
今年の決勝は6月30日。アイオワでのレースの翌週だ。パジェノーはせっかくのオフとなる週末にもレースに出場する。彼が乗るのはホンダ・オデッセイ。3.5リッターV6エンジンにターボ装着で、パワーは500HP以上! アラバマのホンダ工場で働く人々の始めたプロジェクトに彼が賛同し、ドライバー役を買って出た。
出場が決定した時点ではインディーカー・ドライバーという肩書きだったパジェノーだが、今ではそれがインディーカー・レース・ウィナー。パイクス・ピークでの歓迎のされ方も大きく違ってくることだろう。
それにしてもパジェノーは精力的だ。無類のレース好きで、常にレースをしていたいタイプなので、2010年のオフ・シーズンにはカリフォルニアで25時間耐久レースに出場。アマチュアとセミ・プロ・クラスが参加するレベルのイベントで彼はホンダのCR-Zとフィットの両方に乗った。グランダム・シリーズに出場するシビックSiをラグナ・セカで走らせたこともあったし、フォーミュラF(=フィット用をベースにHPDが開発したエンジン搭載オープンホイール・マシン)でに出場したことも。このところの2シーズンは、オフの間にオーストラリアへと飛んでV8スーパーカー・シリーズにもスポット参戦している。
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