54周目、ウイルソンのインサイドからオーバーテイクを試み、11にポジションアップ Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大 |
アイオワ・スピードウェイ
1周=0.894マイル(=約1.438㎞)×250周
6月23日 Race Day 決勝 23位 162周(メカニカルトラブル)
トップ10目前で今週末交換したばかりのエンジンにトラブル発生
17番手スタートから11位まで序盤にしてポジションアップ。トップ10入りはもうすぐ目の前だった。得意のアイオワ・スピードウェイで琢磨は上位へと食い込んでいくものと期待されたが、まさかのトラブルが今週末に交換したばかりのエンジンに発生する不運に見舞われた。今回も苦労をしながら、決勝に向けてのマシン作りで高い実力を発揮してみせた琢磨&AJ・フォイト・エンタープライゼスだったが、望む結果を手にすることはできなかった。
「1回目のピットストップの後のリスタートはよかった
ところがあの後ぐらいからマシンが加速しなくなった」
Jack Amano(以下――):レースのいつごろからトラブルは始まったんですか?
佐藤琢磨:1回目のピットストップが終わったぐらいかな?
――そこまでの展開は決して悪いものではなかったのに。
佐藤琢磨:1回目のピットストップを終えて、その後のリスタートがよかった。ところが、あの後ぐらいからマシンが加速しなくなった。おかしいってピットに言って、エンジンマッピングとフューエルミクスチャーのダイヤルを運転しながらコクピットで操作して、組み合わせを全部トライしたんだけれど、いいところはとうとう見つからなかった。そのうちにハードウェアが壊れてしまいましたね。
――ヒンチクリフのすぐ後ろで、1周遅れのポジションでリスタートを待っていた時がありましたが、リードラップに戻ろうとか、何か作戦を使って……という状況では、すでにあの時もうなくなっていたんですね?
佐藤琢磨:そうでした。周回遅れにされた時点で、もう前のマシンについていくことができなくなっていたので。どんどん遅れてしまった。
Photo:INDYCAR(Shawn Gritzmacher) |
――マシンのセッティングはどうだったんですか?
佐藤琢磨:序盤にスコット・ディクソンを追いかけていた頃はよかったんだけれど、エンジンがダメになってからはもう……。駆動力を失っては……。
――得意のコース、好きなコースで力が入っていただけにガックリですね?
佐藤琢磨:そうですね。残念です。まぁ、でもトラブルは仕方がない。チャンピオンシップもポイントも全然取れなかったのが痛い。
――予選レースで少し稼いだのは救いですね。
佐藤琢磨:少しだけですけどね。去年、ウチのチームはここでハンドリングが悪いっていってクルマを止めちゃったぐらいセッティングが悪かった。それに比べれば、今日は大分大きな進歩を見せたと思うんです。でも、どうだろうな? トップを走れるクルマではなかったかもしれない。ソコソコの走りはできたと思うんですけどね。それこそ、ディクソンと一緒に上に上がっていけるようなレースがやりたかった。
――何とかトップ10ではゴールして……ぐらいの感じでしたか?
佐藤琢磨:トップ10はいけたと思う。昨日のレースで7位だったけど、7位ぐらいまでは、うまく走っていればいけたと思いますけどね。
以上
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