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Jack Amano(以下――):予選アタック1周目はかなりいいスピードが出ていましたが?
佐藤琢磨:いやーぁ、1周目はもちろん、クルマを感じながらペースアップをしていきました。かなりいい感触を掴んでいたんですが……。
――2周目でクルマが大きく変化しましたか?
佐藤琢磨:2周目は、もちろん1周目と同じスピードを維持したかったんですけど、少しタイヤのグリップの低下が感じられていました。それを感じつつも、もうちょっといけるかなと思ってプッシュしていきました。そうしたら、今日は風向きがちょっとプラクティスからは変わっていました。それで残念ながら、ターン3からターン4に入っていく時にマシンのフロントが思ったように入っていかなくて、外を向いちゃったんですよね。でも予選なので、とりあえずスロットルをできるだけ全開に近い状態を保ったんですが……グレイっていってう部分に乗って、結構ワイドなラインを採ることになってアクセルも緩めざるを得なかったんです。マシンがウォールのかなり近くを走ることになって減速、タイムがダウンしました。
――2周のアタックの中にも難しさが詰まっているミルウォーキーですね。
佐藤琢磨:今日のアタックでは一度もフラット(スロットル全開)にはできなかったんですけども、かなりいいペースに乗せることができていました。それだけに残念です。ただ、予選で今週の自分のベストラップが記録できたし、それは11番手ぐらいに位置するものでした。
14日、ミルウォーキー・インディーフェスト・ストリート・パーティーでファンとともに Photo:INDYCAR(Chris Jones) クリックして拡大 |
佐藤琢磨:ミルウォーキーはオーバーテイクが簡単なコースではありません。しかし、今回もテキサスと同じように、タイヤの性能劣化が結構大きいので、スティントを通して安定したクルマならそれが可能です。自分たちとしてはレースの早い段階でできるだけ前の方まで順位を上げていって……という戦いをしたいと思っています。
以上
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