AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレスリリースより
一昨年、キャリア初のポールポジションを獲得したアイオワ・スピードウェイ
佐藤琢磨にQ……その前に、過去の記録を……。
佐藤琢磨は2011年にキャリア初ポールポジションをアイオワ・スピードウェイで獲得した=KVレーシング・テクノロジー。レースは、2012年の12位がベスト=レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング。
AJ・フォイト・エンタープライゼスとしては、過去6戦の出場で、ベスト・スタートは13位(2010年:ビトール・メイラ)。レースでのベスト・フィニッシュは5位(2007年:ダレン・マニング)。
「ロードコースと同じ空力パッケージと伝統的なオーバル用セッティングの
コンビネーションでよいバランスを見つけなければなりません。
――アイオワ・スピードウェイについて。
佐藤琢磨:大好きなコースのひとつです。去年はいいレースができなかったけれど、今回のレースをとても楽しみにしています。1周僅かに18秒ですが、そのほとんどがコーナリング。今のダウンフォースが小さいスペックだとドライビングもかなり難しくなるでしょう。マシンセッティングをいいものにビシッと決めたいですね。
――アイオワは体力的に厳しいコース?
佐藤琢磨:とてもフィジカルなコースです。自分が経験してきている中で最も体力的に厳しいオーバルだと思います。コーナーがかなりタイトなんです。コーナリング中は5Gも発生します。これはかなり高い数字です。スタミナ、特にステアリングを操作する力が必要ですね。
――レースに向け、鍵となるセッティングは?
佐藤琢磨:他のコースと基本的に同じです。良好なスタビリティが必要だけれど、ステアリングを切ることで生まれる抵抗は最小限に抑えなくてはならない。アイオワではロードコースと同じハイダウンフォースの空力パッケージが使われ、伝統的なオーバル用セッティングが用いられますので、それらのコンビネーションでよいバランスを見つけなければなりません。
「ミルウォーキーで自分たちが得た強さを、アイオワでスピードに転換できればいいですね」
――アイオワ・スピードウェイが好きな理由?
佐藤琢磨:他のショートオーバルと同じで、壁から壁へとドライバーたちはマシンを全力でコントロールし続けなくてはなりません。僕はアイオワのコースを、初めての年からずっとエンジョイしてきています。アイオワではレースもとてもエキサイティング。偉大なる、そして楽しいコースです。
――ミルウォーキーで学んだことは?
佐藤琢磨:どのレースからも学んできていますが、トップやトップグループで走ることで学べることはとても多いんです。結果は思い通りのものが得られませんでしたが、ハードにレースを戦ったし、レース中盤には競争力の高さも示せました。精神的にも、技術的にも自分たちにとってプラスになる経験でしたね。その上、レースを通して、自分たちがどういう部分で強く、どの部分でそうでないかを学ぶこともできました。それは僕らが自らを向上させていくのに役立つでしょう。今回得たその強さを、アイオワでスピードに転換できればいいですね。
以上
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