Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano) |
最後はタイヤが音を上げてしましましたね」
Jack Amano(以下――):初優勝の次のレースだった今回、惜しくも2連勝は逃しましたが、2位フィニッシュでポイントリーダーです。
Larry Foyt:最高です。私たちのチームは大きな進歩を遂げ、上位で戦うことができています。
――今週は走り出しから厳しい戦いになっていましたよね?
Larry Foyt:そうなんです。マシンセッティングがなかなか目指すレベルに仕上がらなかったんです。しかし、レースではまたしても琢磨が見事な走りをしてくれました。クルーのピットストップも良かった。フルコースコーションの出るタイミングが複雑で、私たちはギャンブルを打つ形に一時的にはなっていました。しかし、その後の展開は私たちにとってラッキーでもあり、勝つチャンスを再び掴むことができました。ドライバーもチームも良い仕事をしたのですが、最後はタイヤが音を上げてしましましたね。
――決勝直前のウォームアップセッションまでマシンは良くなかった。それが決勝では十分に競争力のあるものになっていましたね?
Larry Foyt:そうでした。琢磨もエンジニアたちも決して諦めることはありませんでした。試せることは何でもやりました。インディーカー・シリーズは本当に競 争が激しく、コンマ2秒の差で16番手に沈んでしまいます。私たちは、その差を埋めるべく全力を出しました。
Photo:INDYCAR(John Cote) |
人々の印象を変えようと努力をしています」
――クルーたちは、表情にも自信が漲っていますね?
Larry Foyt:私は彼らを誇りに思います。本当に一生懸命に仕事に取り組んできており、実力アップを果たしています。私たちのチームに対する人々の印象を変えようと努力を重ねています。その結果が、この2レースで現れています。優勝を飾り、次のレースで2位フィニッシュする。信じられないパフォーマンスになっています。
――今日は後方に下がったシーンもあり、アクシデントに巻き込まれないよう走り続けるのも大変だったと思います。
Larry Foyt:琢磨は本当に持てる力のすべてを出し切っていましたね。我々が望める最高の仕事をしてくれました。彼は賢く戦ってもいました。チャンピオンシップを考えてレースをしていました。最後はヒンチクリフが素晴らしいアタックでポジションを奪いましたが、それは私たちのタイヤが彼らのものより長い距離を走っていたためでした。
「トップにいた琢磨は攻めてきてもファイトするしかありません
そして最高のバトルを戦いました」
――ジョセフ・ニューガーデンは、アタックを始めたタイミングが少し早かったですよね?
Larry Foyt:そうでしたね。トップにいた琢磨とすれば、誰が攻めてきても、ファイトをするしかありませんでした。そして、最高のバトルを戦いました。2位にはなりましたが、見事なレースを彼は見せてくれたと思います。
――レース中、琢磨を落ち着かせるべく、何か無線で伝えたことはありましたか?
Larry Foyt:彼はハードなドライビングを続けながらも非常に冷静でした。イエロー中のピットストップで一度後方に下がった時には、リスタートが大きなリスクを伴う状況になっていました。しかし、琢磨はマシンを労りながら、接触のないよう細心の注意を払って、しかもポジションを上げてくる走りを見せてくれました。その戦いぶりはロング・ビーチに続き、ファンタスティックでした。
以上
何時も楽しく読ませて頂いてますが、タイトルがサンパウロではなくサンマリノになってます。一応お知らせまで。
返信削除