ラジオ局の取材を受ける佐藤琢磨 Photo:Amano e Associati |
Streets of Sao Pauro
ストリート・オブ・サンパウロ
ブラジル サンパウロ州
全長:2.536マイル(=約4.081km)×75周
コースタイプ:ストリート
5月5日 Race Day ウォームアップ
一番時計は予選19位のレイホール
第4戦ブラジルの決勝日がやってきた。ファイナル・プラクティス=ウォーム・アップは朝8時と早めのスタート。サン・パウロの街には薄い靄がかかっており、空も雲で覆われていた。気温も昨日とは一転、22℃と涼し目だった。
30分間のセッションでトップタイムを出したのは予選19位のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。タイムは1分21秒2494で、セッション終了とほぼ同時にトップの座をさらっていった。
2番手には予選2位のEJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート)がきた。ヴェネズエラ出身ドライバーは今週末、インディーカーでの初勝利を狙える状況にある。もしそれが叶えば、今シーズン4戦目で3人の新しいウィナー誕生となる。
レッド温存のためか大半がブラックタイヤをチョイス
このセッションではブラックタイヤで走るドライバーが大半を占めた。レッドタイヤ温存がその主たる理由だったのか、レースではブラックの方が安定した走りを実現できるとの考えがあるためなのか……。レイホールとヴィソのトップタイムもブラック装着で記録された。レッドで好走を見せたのはブラジル出身女性ドライバーのアナ・ベアトリス(デイル・コイン・レーシング)。彼女は予選でも16番手と奮闘を見せていたが、ウォームアップでは1分21秒8113のべストで10番手につけた。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分22秒1000のベストでこのセッション18番手だった。18周を走ったうちの11周目に記録したラップタイムで、使用タイヤはユーズド・ブラック。まだ納得のいくマシン・セッティングに掴むまでには至らなかった。そんな状況もあってレッドでの走行は一切行わず。レースに向けてはセッティングを更に改良する必要がある。
3番時計は予選6位のスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)で、4番手は予選11位のJR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)だった。
5番手には昨日の予選を走らなかったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)がきた。
22番手スタートとなるパワーは6番手のタイムをマーク
レイホールは2011年にブラジルで2位フィニッシュしている。ブラジルのコースを得意とする若手アメリカン2人=レイホールとニューガーデンが後方グリッドからどんな戦いを見せてくれるかを楽しみにしたい。
予選アタックを行えず22番手スタートとなるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、ファイナルプラクティスで6番手のタイムをマークした。7番手はシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)、8番手はセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)、9番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
予選3位だったダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は11番手と今ひとつ。同じくポール・シッターのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)も17周を走って22番手のタイムしか出せていない。
ファイナル・プラクティス終了後、サン・パウロの空は幾分明るさを増してきた。まだ雲は多いのだが、気温も上がっていきそうな気配だ。
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