AJ/フォイトレーシングはウォームアップをブラックで走り、ブラックタイヤでのスタートを決断 Photo:INDYCAR(John Cote) |
レッドでのスタートは僅かに5台だけ
各エントリーのスタート時の装着タイヤが発表された。
ポールシッターのライアン・ハンター-レイ、フロント・ウ外側のEJ・ヴィソ、彼らアンドレッティ・オートスポートのドライバーたちは、ともにブラックでのスタートを選んだ。2種類のタイヤを使う戦いは5シーズン目だが、ついにブラックでのスタートが主流となった。
セカンドロウのふたり、ダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)とトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)はレッドをチョイスした。これまでずっとオーソドックスだと考えられてきたタイヤ・チョイスだ。ファーストスティントを終えた時点で予選上位4人のポジションがどうなっているか、非常に楽しみになった。
7番手~13番手は全車ブラックタイヤ装着
3列目イン側のジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)もブラックでスタートするが、彼の隣りのスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)はレッドを選んでいる。
そして、ディクソンの後ろにはブラック装着ドライバーがズラリと並ぶ。それらは、セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)、シモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)、オリオール・セルヴィア(パンサーDRR)といった面々。7番グリッドから13番グリッドまでがブラックとなった。
予選14位のエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)はレッド。しかし、15番手以降もまたブラック軍団が続く。
後方グリッドでレッドを選んだのは、トゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。自分の前に並ぶ6台のマシンが揃ってブラック装着になるなどとは、フランス人ルーキーと彼のチームも想像できなかっただろう。今頃、「レッドにすればよかった」と考えているドライバーもいることだろう。廻りが全部ブラックとなれば、レッド装着は大きなアドバンテージとなる可能性十分。ヴォーティエがファースト・スティントでどんな戦いぶりを見せるのか、こちらもおおいに注目したい。
以上
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