ピットでの琢磨。横を牽引されているのはムニョスのマシン Photo:Naoki Shigenobu | クリックして拡大 |
5月17日 ファストフライデイ
天候:曇り のち 雨
気温:21~28℃
予選前、ブーストアップしたマシンでアタック
予選を明日に控えた金曜日は、インディーでは”ファストフライデイ”と呼ばれる。予選に向けて最後のスピードアップを果たす1日だからだ。
去年からインディーではエンジンの競争が行われ、予選前日からターボのブースト圧が上げられるルールになっている。
今日はパワーアップしたエンジンを使って、誰もが予選のシミュレーションを行う。空力セッティングも徹底的にドラッグを減らされ、スピードは昨日までと比べて大幅にアップする。
228mphをアンドレッティ勢3人がマーク!
ところが、午後3時過ぎに雨で走行は中止に
走行が正午に始まるや、すぐさまスピードアップが確認された。エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が4周連続で225mph台をマーク し、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は227mph台で3周、4周目は228.412mphを出した。この4周の平均は 227.564mph。明日の予選ではこのあたりがポールポジションスピードとなりそうだ。
この後、カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)が228.520mphをマークし、アンドレッティのベストに肉薄。さらにはEJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート)が228.537mphを出してトップに立った。
プラクティスは6時まで行われるスケジュールだったが、午後3時15分過ぎ、スピードウェイに雨が降り出し、それはものすごい豪雨となって、今日の走行は終了となった。
今日の最速はヴィソで、2番手はアンドレッティ、3番手はムニョスで2日連続でアンドレッティが1-2-3を占めた。
「少しずつトリミングしていった。227mph台か228mph台が出せると考えていた。アンドレッティ・オートスポートはチームとしてとてもよく機能し ており、マシン作りは成功していると思う。大事なのはメカニカルグリップ。それをどれだけ確保できるか。明日、僕らのチームにはポールポジションを獲得す るチャンスがあると思う。しかし、チーム・ペンスキーは強敵だ。特にエリオ・カストロネヴェスは、雨が降る前に実力の全部を見せていなかったように思う」 とヴィソは話した。
アンドレッティは、「今日の走行が1日続けられていたら、230mph台も出せたんじゃないかな? もちろんドラフティン グを使った上でだけどね」と語った。「大事なのは明日。コンディションにどれだけマシンを合わせ、バランスの良いマシンを走らせられるかだ」と語った。
ホンダ勢で2番手、全体の10番手のタイムに琢磨は手応え
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「短いけれどとても充実した1日でした。今日の走りから、明日に向けてマシンをファイン・チューニングします。アタックの順番は3番手という最高のものをチーム・メンバーのジミーが引いてくれました」と琢磨は予選を楽しみにしていた。
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