この日トップタイムのフランキッティは順調な仕上がりに満足の表情 Photo:INDYCAR(Chris Owens) |
天候:快晴
気温:30~32℃
ハッピーアワーに入ってからフランキッティがトップタイム!
暑かった昨日より更に暑くなった走行5日目、夕方の俗に言うハッピーアワーに入ってからダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が今日のベストとなる224.236mphをマークした。コース上には10台を越すマシンが出ており、レースのようにドラフティングを使っての走りを皆がトライしていた。ガナッシ勢が上位に来たのは今日が初めてだ。ベーシックなデータ収集を完了し、マシンが良い状態に仕上がってきているということなのだろう。フランキッティのチームメイト3人は、ライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)は5番手、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は9番手、チャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)は19番手だった。
ペンスキー勢はカストロネベスが3位につけるが……
2番手にはスポット参戦のタウンゼント・ベル(パンサー・レーシ ング)が223.716mphでつけ、3番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の223.699mphだった。彼のチームメイトたちは、 AJ・アルメンディンガーが18番手で、ウィル・パワーは23番手と今日はあまり目立たなかった。
4番手はライアン・ハンター-レイ(アンド レッティ・オートスポート)で、6番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。アンドレッティ勢は今日も安定して速かった。EJ・ ヴィソは7番手で、カルロス・ムニョスは10番手。そして、ジェイムズ・ヒンチクリフは少し離れた14番手だった。
今日はトップ10が222mph台で走っていた。
ハッピーアワーの走行に臨む琢磨 Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano) |
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は221.805mphで12番手だった。昨日のロスを一気に挽回すべく、今日の琢磨は87周も走った。1日に走るラップとしては今年のこれまでで最多のラップ数だ。そして、その成果は十分にあったようだ。昨日の最後の走行では216mph台しか出なかったが、今日は走り出してすぐに219mph台の後半が出た。昨日以上に気温、路面温度が高いコンディションだったにも関わらずだ。
「僕らは着実に目標地点に近づいている」と語るフランキッティ
フランキッティは走行後、「今日自分が最速だったことをそんなに高く評価はしない。それでも、トップであることは、いつでも嬉しいことだけど……。僕らはまだ準備の段階で、1周とか2周でピットすることもある。それでも今日はマシンの感じが良かったので、夕方にアンドレッティ勢と一緒に走ってみた。あの時は他にも多くのマシンが走っていて、ちょうどタイミングがピッタリ合ったんだろうね、ドラフティングの影響で一気にスピードアップした。マシンのバランスや、トラフィック内でのマシンのハンドリングといったものの方がスピードよりも重要。それらが今、僕らは良くなりつつある。やることはまだまだたくさん残っているものの、僕らは着実に目標地点に近づいていっている」と手応えを感じていることを話した。
琢磨は、「今日はまた収穫の多い1日にできました。昨日のトラブルによって自分たちのプログラムは予定より遅れましたが、今日うまく挽回できたと思います。この2日間に試したかった項目をチェックできましたから。そして、いいデータが採れました。最後にはトラフィックで走り、自分たちのマシンのパフォーマンスを見ることもできました。そこでの私たちはポジティブなことも見つけた一方でそうでもない点も見つけました。今晩のミーティングでデータを検討し、明日も進歩を続けられるよう頑張ります」とコメントした。
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