3人のルーキー全員がフェイズ3を完了
今日、5月11日の午後2時からルーキー・オリエンテーション・プログラム=ROPは始まった。すぐさまAJ・アルメンディンガー(チーム・ペンスキー)がコースイン。あっという間にフェイズ1を通過した。カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)とトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)も走行を始め、早いペースでスピードアップを果たしていった。
コナー・デイリー(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はスペインでGP3に出場中。彼のROPは月曜からになるが、ベテラン勢が走る前、午前中に占有の走行時間が与えられることになりそうだ。
インディも随分とフレキシブルになった。4月にやる予定だったROPを天候を理由に日程変更したからってのもあるんだろうが、昔だったら今年のデイリーみたいな特例は認められなかっただろう。「ウチのスケジュールに合わせられないなら出場してもらわないでも結構」ってことで。
つい数日前の木曜日、NASCARチャンピオンのカート・ブッシュがインディアナポリス・モーター・スピードウェイでインディーカー初体験をした。ただの客寄せ企画だと思ってたが(近頃じゃストックカー・ドライバーの方がアメリカじゃ話題になり易いから)、そこでブッシュはチャッカリとROPを通過、インディー500への出場権を手に入れた。これまたかなりの厚遇だ。インディーに出る意思表示すらしていないドライバーのために1日コースを占有させてあげ、ROPをこなさせてあげるとは! その日にアルメンディンガーやムニョス、ヴォーティエも一緒に走っていたら、今日の走行初日にベテラン勢から走行時間を2時間も奪わうことはせずに済んだ。しかし、ブラジルから帰ってきたばかりのチームやドライバーにそれを強要するのは酷だった。
ROPの基本ルールは、フェイズ1が200~205mp平均での連続10ラップ、フェイズ2が205~209mph平均での連続15ラップ、フェイズ3が210mphプラスでの連続15ラップとなってんだけど、アルメンディンガーは5周走っただけでフェイズ1オッケーに。彼は午後3時にROPの3フェイズを完了した。要したラップ数は「49」だった。
その後、ヴォーティエ、ムニョスの順で彼らも3フェイズをすべて終了。明日も走れるルーキーはもうROPを終了したので、明日はルーキー、ベテランという分け隔てなく、アルメンディンガーたち3人を含めた全員が正午から夕方6時までの走行時間を共有する。
以上
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