パンサーにシートを得たブリスコー Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
パンサー、ヒルデブランドとの年間契約を破棄してブリスコー起用
明日から始まるデトロイトでのインディーカー第6戦、そして第7戦からパンサー・レーシングの4号車に乗るドライバーはJR・ヒルデブランドではなくライアン・ブリスコーになる。
「ライアンはチャンピオン争いができる実力の持ち主。どんなコースでも優勝できることはすでに証明されている。彼なら私たちのチームに急に加わるという状況でもすぐにトップ・グループで戦ってくれるだろう」とキャリア7勝のブリスコーをチームオーナーのジョン・バーンズは讃え、期待をかけている。ブリスコーはストリートで1勝、常設ロードコースで2勝、ショート・オーバルで1勝、1.5マイルオーバルで3勝してきており、ポールポジションは昨年のインディー500でのものを含む13回獲得している。
ヒルデブランドは今シーズンの最終戦までパンサーで走る契約となっていたが、それは両者合意の上で破棄されたという。2011年のインディ500最終ラップにターン4でクラッシュ、大金星を逃しての2位が彼の得たベスト・リザルトだった。
「パンサー・レーシングとともにインディーカー・シリーズに復帰することができるなんて、信じられないぐらいに興奮している。ライバルとして彼らと戦ってきたジョン・バーンズとパンサーのクルーたちと、今度は一緒に戦うこととなった。今週末のデトロイトからすぐに力を発揮できるものと信じている」とブリスコーはコメントしている。
マイク・コンウェイはロングビーチ以来の今季2レース目
デイル・コインのシーズン中盤以降のドライバーは流動的
デイル・コイン・レーシングは、デトロイトには開幕からの5戦で走らせてきたアナ・ベアトリスではなく、マイク・コンウェイを乗せることになった。コンウェイにとってはロング・ビーチに続く今年2レース目だ。ロング・ビーチはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからの出場だった。
「チャンスを与えてくれるデイル・コイン・レーシングに感謝したい。デトロイトは2レースある。またみんなとレースができるのが嬉しい。ジャスティン・ウィルソンとコンビを組めるのも楽しみだ」とコンウェイは語った。彼とウィルソンは2010年にドレイヤー&レインボールド・レーシングでチームメイトだった。
デイル・コイン・レーシングは、シーズン中盤以降のドライバーラインナップが未定のままだ。インディ500で15位フィニッシュをまずまずの成績を残したベアトリスは、彼女が好パフォーマンスを発揮し易いコースで起用される見通し。オープンテストで走ったジャスティンの弟、ステファンにチャンスを与える計画もまだ生きているようだ。彼のインディーカー・デビュー候補地としては、常設ロードコースのミド-オハイオ・スポーツカー・コース辺りが選ばれる可能性が高い。デトロイトの次のテキサス、その次のミルウォーキー、そしてアイオワで誰が18号車に乗るのかは、今のところ明らかにされていない。
なお、DRRから昨シーズン中にパンサーDRRへと名称変更したデニス・ラインボールとロビー・ビュールらが経営するチームは、すでにアナウンスしていた通り、今週末のデトロイトには出場しない。フルシーズンを戦い抜くだけのスポンサー・マネーを確保できていないためだ。彼らがテキサスに出場してくるのか、その先のミルウォーキーとアイオワはどうするのか、いずれも不明だ。
ということで、今週末のダブルヘッダーにエントリーしているのは25台。開幕戦セント・ピーターズバーグと同じ台数に戻った。
以上
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