第一スティント、ブラックタイヤで奮戦 Photo:INDYCAR(John Cote)クリックして拡大 |
「ポイントリーダーに立つということは、
すべてにおいて良いことだと思います」
Jack Amano(以下――):悔しい2位とはなりましたが、ポイントリーダーに躍り出ました。初優勝を飾って、初めてポイントトップにも立った。すごいシーズンになってますね。
佐藤琢磨:非常に嬉しいというか、いいことだと思います、ポイントリーダーに立つのは。チームにとっても、非常に緊張感が高まる中、自信もつくだろうし、すべてにおいて良いと思います。僕自身は今日ポイントリーダーに立ったことよりも、負けちゃったことの方が悔しいけど。でも、チャンピオンシップという長い1年のレースを考えれば、今日の2位に感謝する時がくるだろうし、今日勝てなくても、また次に勝ちを狙える。そういう気持ちに切り替えられます。今日の2位は2位で、非常に大きなものとして自分の中で受け止めて、ダメだった部分、良くできた部分というのをシッカリと今後に繋げたいです。
Photo:INDYCAR (John Cote) |
「サン・パウロは特別な場所、ブラジルのゲンの良さが今後も続くといいですね」
――それにしても、ブラジルのコースとは相性が良い。それはどういうものなんでしょう?
佐藤琢磨:まず、自分がインディーカーのデビューを果たした思い出のコースですね、ここは。サン・パウロ自体にはF1時代から、インテルラゴスに2002年から来ています。そして何より、自分にとってヒーローのアイルトン・セナが眠る町でもありますから、サン・パウロは特別な場所ですね。その上、ここのファンは熱狂的で、たくさん応援してくれます。そんな中において、サーキットのフィジカル的なレイアウトを見れば、インディーカー・サーキットの中で最もオーバーテイクの多いストリート・コースです。これだけ長いストレートの後に、かなり速度の落ちるヘビーブレーキングのヘアピンがある。そういうレイアウトがオーバーテイクを可能にしています。本当に素晴らしいコースだと思うし、僕にとっては、去年の3位だけじゃなく、一昨年は雨の中でトップを走るという思い出深いレースもしています。今後もこのゲンの良さが続くといいですね。
(その5に続く)
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