テレビ取材を受ける琢磨 Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano) |
ストリート・オブ・サンパウロ
ブラジル サンパウロ州
全長:2.536マイル(=約4.081km)×75周
コースタイプ:ストリート
5月5日 Race Day ウォームアップ 1分22秒1000 18位 18周走行
「最後の方に路面がよくなったとき僕らはペースが伸びなかったですね」
Jack Amano(以下――):18周したウォームアップでしたが、全部ブラックタイヤで走りましたね?
佐藤琢磨:はい。マシンは良くなった部分もあったんだけど、最後の方に路面が良くなったきて、みんなが結構速くなっていた時に僕らはペースが伸びなかったですね。フルタンクでまだ路面が悪い時には、廻りがどれだけプッシュしていたかはわからないけども、割と上の方にいれました。でも、そこからの伸びっていうのが少なかった。このセッションではかなりのローダウンフォースとか色々試したので、そのあたりがレースでポジティブに働くといいと思ってます。
――サポートレースによって路面が変わっていましたか?
佐藤琢磨:多少はあったと思います。それよりも今朝は気温が低かったので、それでタイヤのグリップ自体は高くなっていて、それで全体的にラップタイムは結構速かったかな。
――これからまたサポートレースがありますが、それによってインディーカー・レースのスタート直後は結構難しい路面になることも考えられますね?
佐藤琢磨:ウーン、そればっかりはわからないですね。多分、レースの最初はかなり路面コンディションは悪いでしょうし、レースが落ち着くまでの10周っていうのは、いつものことですけど、結構荒れますね。
「ピットストップ後にブラックタイヤはキツいので、僕らはブラックでスタートします」
――そこが琢磨選手にとってはチャンスになるんだと思うんですが、12番手というのはちょっと微妙なスタート位置ですよね。
佐藤琢磨:はい、微妙ですよね。
――作戦をうまく利用というのも難しいし、どういう戦い方をしたいと考えていますか?
佐藤琢磨:そうですね。レッドで最初から思いっきりいくって手もありますけど、ピットストップ後にブラックタイヤでっていうのはやっぱりキツイのもあるんで、僕らはブラックでいくことにしました。ある意味でコンサバティブな戦略になるので、あとはもうやってみて、様子を見る戦い方しかないですね。それと、1コーナーが今年から広くされたことで、通過速度が速くなってます。そのために去年みたいなオーバーテイクってできない。抜けても1台。前に2台が並んでいたら、その内側には多分入っていけないと思うから、そこら辺、様子を見ながらって感じになりますね。
――レッドとブラックの差は、どう見てますか?
佐藤琢磨:わかんない。これもウォームアップで試せなかった。昨日も予選でレッドをいきなり使ったでしょ? その時のクルマのセットアップがプラクティスまでとはガラッと違っていた。もちろん、全体的なグリップアップというのはあるんですけど、それが果たして今日のセットアップでどうなるかっていうのは、ちょっと正直言ってわからないですよね。
――今日のウォームアップではレッド使用者がかなり少なかったんです。ブラックをレースでメインに使いたいというような考えも出てきているのかな、とも思ったんですが、どうでしょう?
佐藤琢磨:でも、レースタイヤはレッドになると思いますよ。多分みんな、逆に言えば、レースタイヤがレッドになることがわかっているのと、チームによってはブラックからレッドへのバランスシフトが少ないと思っているので、今朝はブラックで様子を見るだけで十分て考えていたのかもしれません。
以上
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