2013年4月22日月曜日

2013 INDYCAR レポート R3 ロング・ビーチ Race Day:タクマこそ本物のレーサー!AJ・フォイト、佐藤琢磨の勝利に最大限の賞賛

勝利の味を知り尽くした伝説の男、AJ.フォイトの魂をも揺さぶる佐藤琢磨の走り。この勝利で、両者の関係はチームオーナーとドライバーniとどまらず、レーシングドライバーとしての本能で硬く結ばれたものに昇華したに違いない。Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)

心の底から勝ちたいと考えているのはタクマだけだ

 AJ・フォイトは自らが選んだドライバーである佐藤琢磨の初優勝、長年率いてきているチームの2002年以来となる久々の勝利を現場で見届けることができなかった。しかし、チーム・オーナーからのコメントはテキサスから遠くカリフォルニア州ロング・ビーチまで届けられた。
「最後の5周はとてつもなく長く感じたよ。これまで我々は本当にたくさんのドライバーを雇ってきたが、誰も本当に勝ちたいと思っちゃいなかった。だけどコイツは違う。タクマは勝ちたいって心の底から考えているんだ」。
勝利への欲求の強さがAJと琢磨を結びつけ、それはたった3レース目で結実した。本物のレーサー、勝利を求め続けるファイターだ、とフォイトは最大限の賛辞を贈ったのだ。まだチーム入りして時間の経っていない琢磨だが、今日の勝利でAJとの結びつきは一気に強まったことだろう。

以上

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