パワーとハンター-レイに続くのは誰?
ロング・ビーチで速いのは? と聞かれれば、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の2人の名前がすぐに挙がる。
去年のロング・ビーチではシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)が初優勝に手を届かせそうになる戦いぶりで初めての表彰台に上り(2位)、3位も初表彰台のジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)だった。この二人にも今年は注目だ。
パジェノーのチームメイト、トゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は、ルーキーながら開幕2戦で予選ファイナルに進んでいる。開幕戦はトラブルでリタイアしたが、2戦目は完走して10位。今回は??
佐藤琢磨、昨年の悔しさを晴らせるか?
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も去年のロング・ビーチで速さを見せた一人だ。最終ラップを3位で迎えながらハンター-レイにヒットされ、1周遅れのトップ=8位にランクされたが……。今年のチーム=AJ・フォイト・エンタープライゼスもストリートでのマシン造りは良好な様子なので善戦が期待できる。
去年の予選ではジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)も光っていた。シボレー勢全員のエンジン交換=10グリッド降格の影響でフロント・ロー外側からのスタートとなったニューガーデンは、1周目のターン1でポール・シッターのダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)をパス……と思ったら出口でプッシュされ、リタイア第1号となった(あの接触は意図的だったように見えた)。今年のニューガーデンは、速さをリザルトに繋げていかなくてはならない。
シモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)にも引き続き注目だ。去年のKVRTは予選でEJ・ヴィソが5位に入る速さを見せていた。マシンは悪くないはずなのだ。
第2戦バーバーで力強い走りを最後まで見せ続けたチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)、彼がロング・ビーチでも同じようなパフォーマンスを見せるかどうかも興味深い。彼の先輩チームメイトふたり、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングのダリオ・フランキッティとスコット・ディクソンはどうだろう? フランキッティは2戦続けて25位という惨憺たる成績。ロング・ビーチは何としてでも上位フィニッシュをしたいところだろう。
以上
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