ルーキー、トリスタン・ヴォーティエ Photo:INDYCAR(Bret Kelley) |
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月5日 Day1 プラクティス1
ヴォーティエ、セッション序盤にトップタイム
しかし終了間際にコースアウト
プラクティス1は12時45分からの1時間。今週末はランキング11位以下が最初の何分間は走って……というルールなしで、全員が1時間をフルに走ってよいことになっていた……が、それでも多くのトップドライバーたちはセッション序盤は走らず、路面ができ上がるのをピットで待っていた。
アラバマ州バーミングハムは朝の寒さが噓のように、インディーカーのプラクティスが始まる前になって晴天が広がり、走行開始時の気温は予報を上回る19℃に達していた。セッション後半には路面温度も開始時より6℃高い43℃まで上がった。
このセッションでトップの1分9秒0120をマークしたのは、ルーキーのトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)だった。セッション序盤で出されたこのラップをとうとう最後まで誰も上回れず。開幕戦セントピートでも予選6位とルーキーらしからぬ働きぶりを見せて来ているヴォーティエだが、今回はルーキー・ミステイク。セッション終盤にコース・オフしてしまった。幸い、マシンのダメージはさほど大きくないように見えたが……。
2番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。トップと差は0.0526秒という小ささ。開幕戦セント・ピートでは予選20位と低迷したが、今回は上位にこれそうだ。
3番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、こちらはトップから0.1797秒差。セッション終盤に2セット目のタイヤを投入してのベスト記録だった。
4番手にはチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノーディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)がきた。1分9秒2728はトップとは0.2678秒差。こちらも2セット目を投入してのタイムと思われる。
ペンスキーとガナッシは全車トップ10入り
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は5番手。セッション終了間際にフレッシュ・セットを履いたが、コース・インした直後にヴォーティエによる赤旗が出たため、タイヤがベストの状態でアタックを行えなかった。4分間のセッション延長でもベスト更新はならなかった。
6位以下はダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、7位=シモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)、シモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、AJ・アルメンディンガー(チーム・ペンスキー)、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)と続いた。ペンスキーとガナッシは走らせている3人全員をトップ10入りさせている。サム・シュミット系も2台が揃ってトップ10に入っている。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分9秒4812のベストで13番手だった。タイヤは1セットのみ。走り出してから5周目に出されたベストだった。
このセッションで一番多い26周を走ったのはダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)! こんなことは極めて珍しい。開幕戦クラッシュ=最下位でポイントをほとんど稼げなかったことで気合いが入ったか。6番手タイムを2セット目を使って計測終了間際に記録していた。
逆に一番周回数が少なかったのは開幕戦ウィナー=ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)の7周だった。
開幕直前のテスト時と今日のラップ・タイムには大きな違いがある。テストでのトップはパワーの1分7秒1329で、今日はそれより1.8秒以上も遅かったのだ。今後のセッションで、どこまでタイムは縮まるか???
以上
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