主催者の目論見は外れ燃費バトルの決着はつかず
今年の開幕戦@セント・ピーターズバーグは去年までより10周、距離にして18マイル伸ばされていた。燃費セーブ合戦になってゴール前がセコ走り大会になるのを避けるための変更だったが、その思惑に外れ気味に。ゴールしたドライバーの大半がピットストップx3だった点は主催者の狙い通りだったものの、イエローの出たタイミングが見事なまでに悪く、最終スティントでは大半のドライバーたちは程度の差こそあれ、燃費セーブが必要な状況に陥っていた。
ピットストップ3回は必然なので、誰もが速めのピットを選択
レースはストリートらしからず、スタートからアクシデントなしで展開。半分近いドライバーたちが19周目までで1回目のピットストップを行った。これはちょっと早過ぎる。イエローが出ないまま順位が落ち着いてしまったので、タイヤのグリップも落ちて来たし、どの道3回はピットするのだから……と後ろの順位を走っていた面々が早めにピットしたという状況。
すると20周目、最初のフルコースコーションが出た。スタートから無給油で走り続けていた上位陣は、ここで1回目のピットストップに向かった。
トップグループのピットストップ2回目は、45周目だった。この時もイエロー利用。上位の顔触れはほぼ一緒だったから、大方が1タンクで25周を走った勘定。しかし、この間にペース・カー・ランが10周もあった。ここでもまだ2ブランドあるエンジン別、あるいはドライバー別の燃費の差をチェックすることはできなかった。
最後のピットストップは74周目。2回目のストップを行なったラップ含め、ペースカーランがこの間には9周あった。そして、またしても……のイエローピット。結局、開幕戦は燃料タンクが満タンから空になるまで走り続けるスティントが皆無で、燃費バトルがどうなってるかを判断できなかった。去年はこの点でホンダがアドバンテージを持っていたワケだが……。
パワーと燃費、エンジンバトルの状況はバーバーで見えるか?
ということで、今週末の第2戦では燃費にも注目したい。アクシデントの起こる可能性はストリートより低いだろうし、燃費が重要なファクターとなるレース展開も十分考えられる。ホンダとシボレーの対決については、燃費だけでなくパワー競争についても開幕戦以上の物事が見えてくるだろう。セント・ピートのメイン・ストレートエンドではシボレー軍団が優勢=トップ・パワーで優っているように見えていた。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿