ブルー・シグスカラーをまとったコンウェイ Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
ロング・ビーチでのコンウェイの走りの大きな手応え
トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチでマイク・コンウェイのマシンを彩った電子タバコのブルー・シグスが、次戦ブラジルではグレアム・レイホールのマシンのメイン・スポンサーとなる。
ブルー・シグスはロング・ビーチで大きな手応えを感じたようで、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとの契約を即座に書き換え、ブラジル、さらにはインディー500でのサポートを行うこととなった。彼らはインディーでレイホール車のサブ・スポンサーを務めることを決定したのだ。
資金的に盤石な体制と整えたRLL
RLLはロング・ビーチ前にクリプシュ・プレミアム・スピーカーズ社もアソシエイト・スポンサーに迎えている。オーディオ用スピーカー及びヘッドフォンの有名ブランドで、映画館などの音響システムも手がける、65年の歴史を持つアメリカ企業だ。
レイホールがチップ・ガナッシ・レーシングから引っ張って来たスポンサーのTBC(マイダス、ビッグ・オー・タイヤズ、タイヤ・キングダムなどは系列)だが、彼らだけでは1台をフルシーズン戦わせるのには十分な額を賄えていないと言われていた。しかし、RLLはもうお金の心配をしなくても済むことになったのでは? 資金潤沢なジェイムズ・ジェイクスを迎え入れたことで台所事情をとりあえずは安定させていたところへ、ミチェル・ジョルダインJr.の2年連続のインディー500出場決定でメキシカン・マネーも入ってくることとなった。さらに、ブルー・シグスの話をプラスできた。
ブラジルでのレースは、実はアメリカ国内でのビジネスが主体のTBCにとっては興味の薄いものだった(こう感じているチームのスポンサー企業は多い)が、喫煙人口の多い国だけにブルー・シグスにとっては将来的に魅力のあるマーケット(彼らがどこまで国際的なビジネス展開に積極的かは不明だが)。仮に今回のフルカラーリング話が“インディー500でのスポンサー活動に対するオマケ”的なものだったとしても、ブルー・シグスが享受するメリットは小さくない。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿