2013年4月22日月曜日

2013 INDYCAR レポート R3ロング・ビーチ Race Day ウォームアップ:佐藤琢磨、トップタイムをマーク!

トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ
ロング・ビーチ市街地コース
カリフォルニア州ロング・ビーチ
1周1.968マイル(=3.167㎞)×80周

4月21日 Race Day ウォームアップ 
薄曇り 18℃

レッドタイヤでトップタイムをマーク!
ブラックでのパフォーマンスも上々


 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチの決勝日、ファイナル・プラクティスでトップ・タイムをマークしたのは佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だった。琢磨は18周を走り、そのうちの7周がレッドタイヤ装着だったが、レッドでの6周目に1分8秒5388を出し、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)を押しのけてトップに立った。
 薄曇り、気温16℃と涼しいコンディションとなったウォーム・アップ・プラクティスでは、ブラックタイヤとレッドタイヤの両方で走ったドライバーも、ブラックだけで走ったドライバーもいたため、単純にラップタイムだけでパフォーマンスを比較することはできない。しかし、琢磨とフォイト・チームのパフォーマンスが良いことには間違いない。彼らはブラックとレッド、どちらのタイヤでもトップレベルのラップタイムを出せていたのだ。


 2番手は琢磨と0.0021秒差の1分8秒5409を出したニューガーデン、3番手は琢磨と0,0087秒差の1分8秒5475をマークしたEJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
 ポール・シッターのダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は8番手、予選2位のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は4番手だった。
 予選3位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は21周を走ったが、ベストの15周目=1分19秒0947は26番手にランクされるものだった。チームメイトのAJ・アルメンディンガーも20周して24番手と下位ポジションでセッションを終えた。彼らはユーズド・ブラックでのロング・ランを行い、データを収集していたと見られる。

ホンダユーザーがトップ10に8人


 前述の通り、使用タイヤの違いがエントラント毎であるため、ファイナルプラクティスはパフォーマンスの評価が難しいが、このセッションのトップ10がホンダ・ユーザー8人、シボレー・ユーザー2人という比率になっていた。それは紛れのない事実だ。5位以下にはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、マイク・コンウェイ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、トゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、フランキッティ、ジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)とホンダ勢が並んだのだ。
 今年の成長株としては、第2戦バーバーで4位フィニッシュしたチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)が先ず挙げられるが、レイホールに移ったジェイクスのパフォーマンスも向上している。今回の彼は13番手スタートだ。

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