3月13日 オープンテスト2日目
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
パワー、初日のベストを更新。2番手にはカナーンが浮上
テスト2日目は、チームのスポンサー向け撮影があり、走行開始が10時へと1時間遅らせられた。サーキット上空は今日も朝から晴れ渡っていたが、吹く風は冷たかった。走行開始時の気温は昨日より少しだけ低い7℃だったが、体感温度はグッと低くなっていた。
順調に進んでいたプラクティスは、正午前にアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が最終コーナーのひとつ前、ターン16でスピンし、ガードレールにヒット。リヤウィングを曲げるアクシデント(昨日からのテストで初)となり、午前中のプラクティスは終了となった。
トップはまたしてもウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ラップ・タイムは1分07秒4981と、昨日の午後にマークした自己ベスト=1分07秒8625より0.3644秒さらに速くなった。
2番手には、昨日はほとんど目立たなかったトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)が1分07秒5478のベストで食い込んで来た。
佐藤琢磨は32周走行して昨日からコンマ2秒ゲイン
3番手は昨日も好調だったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼のベストラップは1分07秒6247だった。4番手はヒンチのチームメイトで昨年度チャンピオンのライアン・ハンター-レイ。ラップ・タイムは1分07秒6346。
カナーンのチームメイト、女性ドライバーのシモーナ・デ・シルヴェストロは、昨日も6番手に入るタイムをマークしていたが、今朝は1分07秒9050までタイムを短縮し、昨日よりひとつ上の5番手につけた。
ここまで、トップ5がシボレー軍団。6番手でホンダ勢のトップだったのが1分07秒9893を出したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)も今日は1分08秒1158までタイムを縮めて8番手まで上がって来た。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はこの朝のセッションで31周を走行した。1分08秒4073のベストは、昨日より速いものだが、約コンマ2秒とゲインは大きくなかった。
なお、今日デイル・コイン・レーシングの18号車で走る予定となっていたジャスティン・ウィルソンの実弟ステファンだったが、午前中は昨日に続いてアナ・ベアトリスが走った。昨日の周回数が十分でなかったからだ。午後はステファン・ウィルソンにインディーカー初走行のチャンスが与えられる予定だ。
以上
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