3月24日 Race Day ウォームアップ
天候:曇り
気温:22~23℃
セッショントップはハンター-レイ。しかしタイヤはレッドタイヤ
昨晩のセント・ピーターズバーグは濃い霧に包まれ、外を歩いているだけで服が湿ってしまうほどだった。今朝もサーキット上空は雲で覆い尽くされ、今週末で一番強く風が吹いてもいた。いつ雨が降ってきてもおかしくない。そんな天気の下でファイナルプラクティスは午前8時45分に始まった。
走行時間の30分間に雨は落ちて来ず、路面コンディションはドライのままだった。アクシデントもなく、出場25台が多くのラップをこなしてレースへの最終調整を行うことができていた。
佐藤琢磨は、最初にピットストップの練習を数回繰り返し、その後にはユーズドのブラックタイヤで周回を重ねた。トータルで17周を走った彼は、セッション終盤に自己ベストとなる1分02秒4329を出すと、まだ3分ほど時間は残っていたというのにピットに入ってきた。チェッカードフラッグが振り下ろされる前にピットでマシンを降りるのは、物事が順調に進んでいる証拠。今週末はこれが2回目のことだ。ファイナルプラクティスでも琢磨とチームは予定したプログラムを全うし、納得の行く成果を得られたということだ。
セッショントップとなったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)をはじめ、2~4番手だったチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ:レーシング)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)は全員がレッドタイヤで自己ベストを記録していた。今日の琢磨とAJ・フォイト・チームは、優勝を強く意識してスターティンググリッドにつくことができる。
ポール・シッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、珍しく19番手という下位でセッションを終えた。ベストは5周目の1分02秒9882。しかし、このような結果となった理由は、彼らが調子を崩したからではなく、レースに向けたロング・ラン・テスト=22周という、ライバル勢の一歩先を行くプログラムをこなしていたからだ。
以上
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