走行開始してすぐにパワーが昨年のファステストを更新
2013年最初のプラクティスが行われた。天候は晴れ。気温18℃、路面温度27℃、風の少しあるコンディションでセッションはスタートした。エントリーは既報の通り、25台。
3年連続ポールシッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、走り出して4周目に1分02秒6041をマークし、トップに立った。当然ハードタイヤ装着でだ。このタイムは、すでに去年のレース中のファステストラップよりコンマ1534秒(パワー自身が記録)速い。今年は路面が良くなっているのか、それとも新しいファイアストンタイヤのスペックコンディションによりマッチしているのか。
シボレー勢が上位を独占
ホンダ勢トップは6番手につけたフランキッティ
最終的に気温は19℃までしか上がらなかったが、路面は36℃までアップ。セッション後半になるとインディーカーのタイヤラバーもラインに乗り、コンディションが向上してきた。ここで昨年度シリーズ・チャンピオンのライアン・ハンター-レイが1分02秒4534を出してトップに躍り出、ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)、EJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート/HVMレーシング)がそれぞれ1分02秒4544、1分02秒5759という好タイムをマーク、アンドレッティ勢の1-2-3となった。しかし、45分のプラクティスが終了に近づいたころ、パワーが自己ベストを更新する1分02秒5484を出して3番手に食い込み(おそらく2セット目を投入)、アンドレッティのトップ3独占を阻止した。4番手はトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)で、シボレー勢がトップ5をスウィープ。ホンダ・ユーザーのトップはダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1分02秒6823=6番手だった。
KVの一員となったシモーナは好調
琢磨は18位で1回目の走行を終了
7番手もホンダ勢のジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)で、8番手にはシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)がきた。こちらはシボレー使用。ニューガーデンは今年こそトップ争いへとコンスタントに食い込んで来ると期待されているドライバー。デ・シルヴェストロはオープン・テストでも好タイムを出して上位につけており、今年は活躍しそうだ。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は18番手だった。1分03秒1997のベストをセッション終了直前に出してのことだった。15周以上を重ね、グリップの落ちているタイヤでベストを更新した。つまりは走り出しのセッティングが悪かったということ。午後のプラクティス2回目にはセッティングを修正してくるはずだ。
以上
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