4年連続ポールポジションへ向けて好発進
雲が出てきたけれど気温は22℃まで上がり、路面温度も39℃になったプラクティス2回目、トップタイムとなる1分01秒4467はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が記録し、4年連続ポールを狙うドライバーが今日の最速となった。「いまだにセッティングで奮闘中だよ。周回を重ねるとラップタイムが大きく落ち込む」とパワーはトップで1日を終えてもそれに満足しているとは思えないコメントをし、「明日の予選、路面のコンディションにもよるが、おそらくポールを獲得するためには59秒台を出す必要があると思う」と続けた。
路面のグリップも各チームのマシン・セッティングも向上、ドライバーたちのコースへの習熟も重なって、全25人がプラクティス1より速いラップタイムを記録した。
去年のポールは1分01秒3721。パワーはまだ路面も十分にはできていない走行初日の午後にして、コースレコードのポールタイムに、ハードタイヤ使用で迫ってみせている。
シモーナ、ラップタイムを向上させて3番手!琢磨も浮上
午後の2番手、そして今日の2番手になったのは、午前中のトップだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。ディフェンディングチャンピオンの午後のラップタイムは1分01秒6252で、トップとの差は0.1785秒だった。「オフ・シーズンに行ったテストの成果が出て、マシンはとても速くなっている。それでも、コーナー出口の挙動でまだ苦労をしているので、もっと速くなるポテンシャルはある」とハンター-レイは語った。
朝のプラクティスで7番手だったシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)が、午後には3番手となって注目度をさらに上げた。彼女はロータス・エンジンで苦戦した去年を振り返りながら、「1年前とは大違い。まだマシンに満足していない状態だった午前中でも速かった。KVレーシング・テクノロジーには、マシンをもっと速くする力がある」とデ・シルヴェストロは話した。 セッション終盤の空は完全に雲に覆われ、雨が降り出す心配さえされるほどだったが、幸いな事に雨は最後まで降らなかった。
佐藤琢磨(AJ ・フォイト・エンタープライゼス)は5番手と、午前中のポジション(18番手)から大きくジャンプアップした。1分02秒台を飛び越え、1分01秒7703までラップ・タイムを短縮してみせたのだ。まだトップとの間には0.3236秒の差があるが、午前、午後の両プラクティス総合でも5番手につけ、とても幸先の良い走行初日となった。デ・シルヴェストロと琢磨の間の4番手に割って入ったのはオリオール・セルヴィア(パンサーDRR)だ。
名門、チップ・ガナッシはトラブルなどでタイムを伸ばせず
その一方で、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングが苦戦を強いられている。ダリオ・フランキッティはプラクティス1では6番手とまずまずだったが、プラクティス2では17番手。ディクソンは朝のプラクティスでミスファイアがあって走行量が少なく、それも影響してか今日の総合19番手に甘んじた。
午前中に8番手だったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)も、午後のタイム短縮が小さく、走行初日は21番手で終えた。
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