Photo:INDYCAR Chris Jones |
フロリダ州セント・ピータースバーグ
セント・ピーターズバーグ公道コース
3月24日 Race 8位 110周完走 2時間22分33秒7380
「ちょっと反撃を始めるのが遅かったですね」
Jack Amano(以下――):最初のスタートでは2位をキープしましたが、どんなスタートになっていましたか?
佐藤琢磨:プッシュ・トゥ・パスを使ってハイブーストで僕はいったんですけど、ウィルには大きく離された。まったく追いつけなかった。スタートは頑張ったつもりだったけど全然ダメでしたね。
――ウィングをレース終盤に交換していましたが、あれが壊れたのは?
佐藤琢磨:2回目のリスタート。エリオとウィルが2コーナーでコンタクトみたいな感じになって、真後ろにいた僕が彼らに接触してしまった。でも、ダメージが外から見えない感じだったので、僕もちょっとアンダーステアが強いなぁと思ったんですけど、何とか走れてしまう範囲のダメージだったんですね。ピットインではフロントウィングの角度を増やして、空力効率は落ちるんだけど、バランスだけは何とか維持できるって戦いになっていましたね。で、サードスティントもその状態で走りましたが、やっぱりペースが上がっていかなかったですね。それで最後、フロントウィングをノーズとのアッセンブリーで交換して、最終的には何とかペースが少し良くなったって感じ。8,位までカムバックしたけど、ちょっと反撃を始めるのが遅かったですね。
Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano) |
「ドリンクが最初から飲めませんでした
それでピットストップでドリンクをもらってました」
――ピットでは毎回ポジションダウンしていました。エンジンストールもありました。
佐藤琢磨:そうですね。ピットで順位をいつも落としてしまっていた。まず、ドリンクを最初っから飲めなかった。コクピットのヤツが口に来ないので、ピットストップでドリンクをもらったりしてました。ストールはドリンクボトルがコクピットに入ってきた瞬間に手でどこかを触ってしまってのものでした。
――終盤に速いラップタイムがレッドタイヤで出せていた。それは今週末のクルマが良く、両タイヤに対応を上手にできていたと見ていいんですか?
佐藤琢磨:最後、僕はフレッシュのレッドタイヤでした。みんなはスタートでフレッシュを使っちゃってたはずなので、僕らが速いラップを刻める条件になってたんです。レースを戦い終わって言えるのは、僕らはレッドタイヤのマネジメントが決してよくなかったということ。デグラデーションは大きかったし、ベストを出した直後のラップからズルズルとペースが押してました。
Photo:Amano e Associati (Masahiko Amano) |
「レース中盤はウイングが壊れていたので
ブラックタイヤに対するジャッジは難しいです」
――レース中にはブラック装着が2スティント続きましたが、そちらは?
佐藤琢磨:ブラックは決して悪くなかったんですが、あの時ってウィングが壊れている、クルマが完全じゃない状況だったので、タイヤに対するジャッジを行うのは難しい。まぁいずれにして、色んなことがおこっちゃった開幕戦でしたね。
――一度16位まで順位を落としました。そこから8位フィニッシュ。
佐藤琢磨:ストラテジーもあったけど、最後はコース上でかなりバトルをして、ライバルたちを抜けたのでね、楽しかったというか、よかった点です。
――序盤は抜かれてばかりの係になっていて、フラストレーションが溜まってたでしょう。
佐藤琢磨:はい。フロントローからのスタートだっただけに、悔しかった。
――ピットストップのスピードについては、チームが練習を重ねるしかありませんね?
佐藤琢磨:はい。それはチームがもう一度見直してくれると思います。
以上
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