アンドレッティ・オートスポーツは久々の4台体制に
HVMレーシングで2年、KVレーシング・テクノロジーで3シーズンを戦って来たEJ・ビソ(27歳)は、2013年に向け、早い段階でKVRTを離れることを明言していた。ベネズエラのオイル・マネーをバックに自らのチームを興す意向だったのだ。しかし、新チーム結成は実現せず。その代わりにアンドレッティ・オートスポート入りを果たし、IZODインディーカー・シリーズでの6シーズン目を迎えることとなった。ビソのエントリーはアンドレッティ・オートスポートの4台目としてなされ、データも3人のドライバーたちと共有することとなる。ただ、オペレーションにはHVMレーシングが関わる。
「結果を出すための条件はすべて揃った」
「チームメイトたちの協力関係が素晴らしく、みんなが楽しくやっている。それがアンドレッティ・オートスポートが素晴らしい力を発揮している理由だ。去年彼らはライアン・ハンター-レイをチャンピオンの座につけた。その勢いが今年も保たれることを期待したい。自分としては、良い結果を残すための材料がついに全部揃ったのだから、今シーズンは大きな成功を達成できるはずだと考えている」とビソは話した。2012年シーズン、3カー体制でタイトルを獲ったアンドレッティ・オートスポート。ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、ジェイムズ・ヒンチクリフの3人の関係は良好だった。ここにビソは新たに加わるのだが、3人の中へとスムーズに入って行き、より強力なチームを築き上げて行くことができるだろうか。
エンジニアリングスタッフには旧知のマイケル・キャノン
このオフシーズンにエンジニアリングスタッフの相次ぐ離脱があったアンドレッティ・オートスポートだが、ビソのためにマイケル・キャノンを確保した。ビソが08、09年シーズンを一緒に戦った間柄だ。その後、彼はKVRT、パンサー・レーシング、エド・カーペンター・レーシング、ドラゴン・レーシングなどで働いて来ていた。「キャノンと働けるという点が、今回の決定に至った大きな要因だった」とビソも認めている。
開幕戦まで2ヵ月を切っている。ビソの参戦体制決定でIZODインディーカー・シリーズへの正式エントリーは22台目となった。
以上
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