ドラゴンレーシングにトゥルーカーを
持ち込んだレッグがシートを失う!?
イギリス出身の女性ドライバー、キャサリン・レッグは2013年もドラゴン・レーシングでインディーカー・シリーズを戦うと考えられていました。彼女のマシンを彩っていたトゥルーカー(レースによってはチームメイトのマシンも)は、彼女が見つけて来たスポンサーだったからです。それに、レッグは2012年最終戦のフォンタナで十分にコンペティティブであるところも見せました。オーバルレースの経験がほとんどないというのに、自己ベストとなる9位フィニッシュを、超・超高速の、それも500マイルレースで達成したのです。
トゥルーカーはチームにメインスポンサーとして残ることに
トゥルーカーは2013年もドラゴンのスポンサーであり続けます。しかし、チームはそのマシンにコロンビア出身、22歳のセバスチャン・サーベドラを乗せてフルシーズンを戦うという発表を先頃行いました。近々行われるソノマでのテストにもチームはセバスチャン・ブルデイとサーベドラの二人を送り込むと発表しています。
これに対してレッグは、「自分が今年も走れる契約のはず!」という主張をしています。どうやら彼女はドラゴン・レーシングを相手どった訴訟を起こすようで、「レッグ、トゥルーカー、ドラゴンの間に昨年の9月から何が起きたのか、その詳細は法によって明らかにされるでしょう」との声明を出しました。
女性ドライバーをサポートする趣旨だったのだが……
トゥルーカーは自動車販売ウェブサイトで、女性を重要な顧客として捉えています。そこにレースへの参入理由はありました。カーディーラーでのセールスマンとのやり取りなどを敬遠したい女性はアメリカでも少なくはなく、彼女たちが多くのメーカーのクルマに関する情報の収集、そして選択などを行えるサイトとして運営しているのです(もちろん、男性も利用できます)。そんなトゥルーカーは、2012年にモータースポーツの世界に入って来ました。彼らは世の女性たちにアピールするようにと5人ほどの女性ドライバーのスポンサーとなりました。トップカテゴリーのインディーカーで走るレッグは、トゥルーカー・ドライバーたちの中心的存在となっていたのでした。
こうした点から考えても、今回レッグが主張している通り、彼女には2013年もドラゴンでトゥルーカーがスポンサーのマシンに乗れる話があったように見えます。果たしてこのトラブル、どんな結末を迎えることか……。
以上
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