現状ではコンウェイはロングビーチだけの出場に
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)が、2台目についての発表を行いました。
今年のロングビーチGP=IZODインディーカー・シリーズ第3戦:4月21日決勝=にカー・ナンバー30のマシンをエントリーし、2011年ロング・ビーチ・ウィナーのマイク・コンウェイ(イギリス出身。29歳)を乗せることに決めたということです。
コンウェイといえば、去年はAJ・フォイト・レーシングで走ってたんですが、「オーバルはヤッパリ無理」と最終戦フォンタナを欠場(インディー500で大事故を経験したのを未だに引きずっている)。今年の契約継続がどうなるか……と見られていました。佐藤琢磨のチームメイトとしてロードレースイベントに出る可能性も云々されていましたが、RLLに移ることになったのです。結果的に琢磨との交換みたいになりましたね。
現時点では、コンウェイのRLLからのインディーカー・レース出場はロングビーチだけしか決定していないとのことです。しかし、彼らは当然、出場レース数を増やしたい意向です。コンウェイはオーバルレースに対して100パーセントの自信をまだ回復していないでしょうから、そちらに関してはRLLも無理強いをはしないだろうし、出場は増えたとしてもロードレース限定ってコトになるんでしょうね。
グレアムをフルシーズンサポートするスポンサーの発表は近日
「RLLはスピードと技術的優秀性をすでに証明しているチーム。そのようなチームのスタッフたちと働ける日が楽しみ」とのコメントをコンウェイは出してます。そして、チームオーナーのひとりであるボビー・レイホールは、「マイクはグレアム(・レイホール)とも仲が良く、我々は1-2パンチは繰り出すことができる。インディーカー・プロジェクト用の新スポンサーは近々発表する」と語っています。
ジョーンズの担当エンジニアは、昨シーズン中にアンドレッティ・オートスポートからKVレーシング・テクノロジーへと移り、シーズン終了後にRLL入りしたエディ・ジョーンズが務めることになるでしょう。コンウェイがアンドレッティ・オートスポートに在籍していた時、ジョーンズも同じチームでマルコ・アンドレッティ担当エンジニアを務めていました。チームのエンジニアリング・ミーティングには全ドライバー&エンジニアが出席することになっていたので、コンウェイとジョーンズは情報交換を行なっていた経験を持っているということです。
アラン・マクドナルドの移籍話のところでは触れませんでしたが、こちらのジョーンズの移籍もまた、シボレー陣営からホンダ陣営へのスイッチということですね。ただし、こららが自動車メーカーの思惑によって実現されたのではありません。アンドレッティとKVRTといえば、どちらも近頃ドタバタ気味。スタッフがより良い環境を求めて移籍したと捉えるべきでしょう。
なお、今回のRLLの発表ですが、彼らは目指していた2カー体制でのフルシーズンエントリーを昨年に続いて2013年も断念した、という意味なんでしょうね。大口のスポンサー開拓はできなかった、と。それはあのチーム・ペンスキーをもってしても実現されてませんから。去年のインディー500にRLLは2台目をエントリーさせました。ミチェル・ジョルダインJr.のスポット参戦でした。今年も同じような話(ミチェルに限らず)は大歓迎ってチーム事情にRLLはある、と察することができます。
以上
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