Photo:INDYCAR\LAT USA |
ボルティモア市街地コース
Day1 プラクティス1 1分23秒0918 13位 6周走行
プラクティス2 1分23秒1126 20位 13周走行
タイヤシケイン新設!午後のプラクティス2は30分の走行に
シケインをとっぱらった新レイアウトとした開催2年目のボルティモア・ストリート・コースだったが、今朝インディーカーが走り出すと、シケインのあった線路を越える部分でマシンが大きくジャンプ。それが危険なレベルにあるとの判断が下された。急遽、路面をスムーズにする作業が始められ、最終的にシケインを設置する事に決定。午後のプラクティス2は予定よりも1時間ほど遅れて、走行時間も1時間から30分に半減されて行われた。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、午前中のプラクティスで6周を走行。午後には13周を走り、結果は21番手だった。
「あまりよくないですね。これからデータをもう1回全部見直して、明日に備えます」
Jack Amano(以下――):タイヤでシケインが作られてのセッションでした。
佐藤琢磨:あの部分でのスピードを落とさせるためです。
――結構な高さにタイヤを積み上げた仮設シケインで、走りにかったりはしませんでしたか?
佐藤琢磨:あくまでもテンポラリーなもので、明日にはちゃんとしたシケインが設置されるということなので、今日のところは特に気にしていませんでした。
プラクティス1終了後、急きょタイヤでシケインを設置。 Photo:INDYCAR\LAT USA |
佐藤琢磨:ウーン、あんまり良くないですねぇ。まぁ、全体的なバランスとグリップ感と、トータルのパッケージですけども、去年が結構良かったんでね、その感覚で行くと全然しっくりと来てない。すごい跳ねちゃうし、接地感がないっていうのかな? (タイヤの)ロックもし易いし。
――午後のプラクティスは30分間でした。走行時間が短くされる週末となってしまいました。
佐藤琢磨:そうですね。やることはいっぱいあるんですけどね。そういう意味で、こういう状態の中で得られるデータって相当限られてますし、もうちょっとスタートから良い位置に行きたかった。今、ちょっと(置かれている状況は)厳しいですね。
――ストリートは今年は調子良く来ていたけれど、今回は走り出しが苦しい。
佐藤琢磨:なんか、出だしのパッケージがあんまり良くないっていうか……。ボルティモアってちょっと特殊なんですよね? 去年、KVレーシングは市街地とか、ロー・グリップのところはうまく行かなかったけれど、ここだけは良かった。ボルティモアのコースはグリップ感も他のストリートと比べると高い。今年はストリートに関してはバランスが良かったのに、今日走り出してみると良くなかった。そこはロードコースっぽい方向にセッティングを持ってかなきゃいけないのかな、というところがあって、でも、自分たちはロードコースであまり今、良いデータってないから。これからデータをもう1回全部見直して、明日に備えます。なかなか厳しい状況です。