バリケロ、わずか1シーズンでインディーカー離脱
ルーベンス・バリケロのインディーカー参戦が、残念だがたった1年で終了してしまう可能性が強まった。アメリカのメディアが、彼が2013年は母国ブラジルで人気を誇るストックカー・シリーズにフル・エントリーする契約を結んだとレポートした。まだブラジルのストックカー・チームからも、バリケロ本人からも正式な契約発表はなされていないが、シュミット・ハミルトン・モータースポーツ(SHM)でダラーラ・ホンダを走らせる話は御破算となったと見られる。
そのSHMだが、セブリング・インターナショナル・レースウェイで2012年インディーライツ・チャンピオンのトリスタン・ヴァウティエールにインディーカー・テストのチャンスを与える。サム・シュミット・モータースポーツでシリーズタイトルを獲得したご褒美といったところか。ヴァウティエールはもちろんインディーカーへのステップアップを狙っており、インディーライツを共に戦ったサム・シュミットのチームでトップカテゴリーへと進むことを検討している。しかし、バリケロ以上に資金確保に手こずっているという。こうなると、やっぱりSHMは1台体制か??
ハータと組んで自チームエントリーを目指すEJ・ビソ
KVレーシング・テクノロジーを離脱したEJ・ビソは、ベネズエラのオイルマネーを使って自チーム設立を画策している。彼らが話を進めているのは、ブライアン・ハータ・オートスポートで、現存するチームとは別経営として新チームの経営に加わるシステムらしい。つまり、ビソはチームの共同オーナー兼ドライバーになるということ。
ハータのチームは2012年までと同じくアレックス・タグリアーニを起用する模様で、スポンサー名を使ったバラクーダ・レーシングとして活動して行くようだ。
ドラゴンレーシングは来シーズンもブルデイとレッグの2台体制
ドラゴン・レーシングはセバスチャン・ブルデイが再契約。キャサリン・レッグの残留も可能性十分だ。彼女にはアメリカの自動車販売ウェブサイトの大手がスポンサーについている。エンジンは引き続きシボレー使用ということになる。
サーベドラ、2013年フルシーズン参戦を模索中
セバスチャン・サーベドラは、2013年も2012年同様にインディーカー・シリーズへの完全ステップアップを目指す。AFSレーシングからの出場、2012年と同じくアンドレッティ・オートスポートのジョイントを画策中。フルシーズンが目標だが、2013年もインディー500と何戦か……という可能性が高い。
デイル・コイン・レーシングはウイルソン残留決定
デイル・コイン・レーシングはジャスティン・ウィルソンの残留が決定済み。しかし、2台目は未定。ジェイムズ・ジェイクスは移籍の方向。彼が手放すシートに座る候補も現時点では噂が出て来ていない。チームとしては2カーでの活動を希望している。
コンクェスト、マイケル・シャンク、HVMも2013年参戦に向け活動中
スポーツカーに活動の場を移していたコンクェスト・レーシング、2012年に参戦するつもりができなかったマイケル・シャンク・レーシング、シモーナ・デ・シルベストロが離脱し、スポーツカーでの活動を開始すると発表しているHVMレーシングも2013年のインディーカー・シリーズ参戦に向けてスポンサー、そしてドライバーの確保を目指している。ただし、これらのチームの参戦には使用エンジンの確保も課題となる。
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